GeForce RTX 4070 GDDR6X版 vs. GDDR6版。どれくらいの性能差なのか
ついに発売となったGDDR6版GeForce RTX 4070ですが、GDDR6X版とはどれくらいの性能差があるのでしょうか。そのベンチマーク結果がこちら。
前置き
これまで、GeForce RTX 4070には12GB GDDR6X 21GbpsのVRAM (ビデオメモリ)が使用されてきました。しかし、GDDR6Xメモリの供給不足により、GDDR6版のGeForce RTX 4070が投入されることになりました。
GDDR6版では、VRAMのスペックが12GB GDDR6 20Gbpsとなっており、メモリ速度が1Gbpsスペックダウンしています。そのほかのCUDA数や動作クロック等に変更はありません。
RTX 4070 GDDR6X版 | RTX 4070 GDDR6版 | |
CUDA | 5888 | 5888 |
VRAM | 12GB GDDR6X 21Gbps | 12GB GDDR6 20Gbps |
ブースト | 2475MHz | 2475MHz |
消費電力 | 200W | 200W |
ベンチマーク結果
GDDR6X版(21Gbps) vs. GDDR6版(20Gbps)のベンチマーク結果がこちら。
GeForce RTX 4070
GDDR6X版 vs. GDDR6版
GDDR6X版GeForce RTX 4070を100%とすると、GDDR6版の平均fpsは、1080pが99.8%、1440pが99.0%、4Kが97.7%となりました。
1080pに関しては0.2%低い程度ですがMetro Exodusといった個別のゲームタイトルでは-8 fpsと、顕著なフレーレムレートの低下が見られます。
また、1440p、4Kと、解像度が上がっていくごとに、全体的により大きくフレームレートが低下していきました。
これからGeForce RTX 4070を購入しようと思っている人は、同価格であれば、迷わずGDDR6X版を選んだ方が良いでしょう。