AD103 GPUを使用したGeForce RTX 4070が登場。ドライバのバージョンにご注意
AD103 GPUを使用したGeForce RTX 4070が発売されました。
2024年3月末、ハードウェアリーカーのMEGAsizeGPU氏により、GeForce RTX 4000シリーズで使用されているGPUが以下のように変更されるとリークされました。
- GeForce RTX 4070:
AD104-251 → AD103-175-KX (2024年3月) - GeForce RTX 4060 Ti:
AD106-351 → AD104-150-KX (2024年4月) - GeForce RTX 4060:
AD107-400 → AD106-255 (2024年4月)
海外メディアのTechPowerUpによると、MEGAsizeGPU氏のリーク通り、AD103 GPUを使用したGeForce RTX 4070がすでに市場に出回っているそうです。
Device ID『10DE 2709 - 1462 5137』はAD103版GeForce RTX 4070
使用するGPUが変わっただけで、カタログスペックはAD104版もAD103版も同じです。(5888CUDA / 12GB GDDR6X)
しかし、注意点があります。それはドライバです。AD104版のGeForce RTX 4070は2023年4月に公開された531.61ドライバから対応していますが、TechPowerUpによるとAD103版は2024年3月に公開された551.86ドライバから対応しているそうです。つまり、AD103版は551.86ドライバより古いドライバでは動作しません。
もし、何かしらの不具合等が発生してドライバをロールバックする際は、最大でも551.86までしかロールバックできません。これを知らずに551.86より古いドライバをインストールしようとすると、最初のハードウェアチェックで弾かれてしまい少々戸惑うことになるでしょう。
これからGeForce RTX 4070を買おうと思っている人は、AD104版が市場に出回っていることを頭の片隅に留めておくと良いかもしれません。