GeForce RTX 4060 Ti 16GB、やればできる子だと判明。16GB vs. 8GB高解像度ベンチマーク公開。問題は価格
GeForce RTX 4060 Ti 16GBとGeForce RTX 4060 Ti 8GBの高解像度でのゲームベンチマーク結果が公開されました。そのリザルトがこちら。
Ratchet & Clank: Rift Apart@4K
8GB: Avg 31 fps 100%
16GB: Avg 44 fps 142%
The Last of Us@1440p
8GB: Avg 53 fps 100%
16GB: 61fps 115%
上記ベンチマーク結果を公開したのはYouTuberのDaniel Owen氏。GeForce RTX 4060 Ti 16GBは、VRAMを多く使用するゲームタイトルや高解像度時に、8GBモデルよりも大幅に高いフレームレートを示しています。その差が顕著に現れているのがRatchet & Clank: Rift ApartとThe Last of Us。
Ratchet & Clank: Rift Apartの4K解像度を例に挙げると、8GBモデルではVRAMを7,229MBまでしか使用できていないところ、16GBモデルでは11,026MBまで使用しています。その結果、16GBモデルは42%もフレームレートが高くなっています。
その一方で、Ratchet & Clank: Rift ApartとThe Last of Us以外のVRAM使用量が少ないゲームタイトルにおいては、16GBモデルも8GBモデルも大差はなく、0~2fps程度の差しか生じませんでした。
特定のタイトルやVRAM使用量が8GBを超える状況においては16GBモデルの方が有利であることはたしかなため、上記結果だけを見れば、GeForce RTX 4060 Ti 16GBはそう悪くはありません。しかし、問題はその販売価格です。
2023年8月8日時点でのGeForce RTX 4060 Ti 8GBの最安値は税込58,800円、一方、GeForce RTX 4060 Ti 16GBの最安値は税込78,800円となっており、その差は2万円と結構な価格差があります。
この価格差を許容できるかどうかは人を選びそうです。