GeForce RTX 3080、一部モデルにゲームクラッシュの不具合か
一部のGeForce RTX 3080グラフィックスカードにて、ゲームがクラッシュしてデスクトップに戻る(Crash To Desktop / CTD)不具合が発生しています。
この不具合は、Lenus Tech Tips、Overclockers UK、Tom’s Hardware、Tweakers、NVIDIAのフォーラムなど、あらゆる場所で報告されており、主にGPUクロックが2GHz前後にまでブースト(オーバークロックではない)した際に発生しています。
特定のゲームだけがクラッシュするというわけではなく、Divinity: Original Sin 2、Metro Exodus、DOOM Eternal、Kingdom Come: Deliveranceなど、様々なゲームで発生します。
もし、この不具合が発生する場合はMSI Afterburner 4.6.3 Beta 2を使って、GPUクロックを100MHzほど下げることで症状が改善すると報告されています。
この不具合の発生が報告されているのは主に以下のカード。
- MSI GeForce RTX 3080 VENTUS 3X 10G OC
- MSI GeForce RTX 3080 GAMING X TRIO 10G
- Gigabyte GeForce RTX 3080 GAMING OC 10G
- EVGA GeForce RTX RTX 3080 XC GAMING
- ZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 Trinity
ただ、これらのカードであっても発生しない場合もあります。ドイツメディアのComputerBaseは、Founders Edition、MSI GAMING X TRIO、ASUS TUF Gaming OCを所有しているものの、この不具合を再現できなかったと報じています。
現時点では、これが特定のカード固有のハードウェア的な不具合なのか、それともドライバ側の不具合なのか、あるいは別の要因によって引き起こされているのか、はっきりとした原因は判明していません。
2020/9/26追記
続報を書きました。詳細は以下の記事をご覧くださいませ。