GeForce RTX 2080 TiのVRAMを4倍の44GBに魔改造した猛者が現る。基板裏にまでVRAMを搭載。しかし

GeForce

GeForce RTX 2080 Ti 44GB

GeForce RTX 2080 TiのVRAMはデフォルトでは11GBですが、これを4倍の44GB(!?)に魔改造した猛者が現れました。海外メディアのVideoCardzが報じました。

wnxod氏により共有されたスクリーンショットによると、誰かがGeForce RTX 2080 TiのVRAMを44GBへと改造したようだ。

GeForce RTX 2080 Ti 44GB

GeForce RTX 2080 Ti 44GB
GeForce RTX 2080 Ti 44GB

GeForce RTX 2080 Tiには1GBのVRAMが11個搭載されている。このVRAMを2GBにし、さらに基板裏にも搭載することで44GBとなる。

GPU-Zのスクリーンショットでは45056MB (44GB)のVRAMが、フルスペックの帯域幅となる616GB/sで搭載されていることが確認できる。

GPU-Z: 45056MB 616GB/s
GPU-Z: 45056MB 616GB/s

また、DirectX診断ツールでもちゃんと44GBのVRAMが認識されている。

DirectX診断ツールでも44GBと認識
DirectX診断ツールでも44GBと認識

にも関わらず、このカードはゲームやベンチマークでは動作しなかったという。正常に動作させるには、パワープロファイルの変更や改造を施したBIOSが必要となるのかもしれない。グラボのVRAMを魔改造するとこの手の問題は付き物だ。

[Source: VideoCardz

過去にはGeForce RTX 3070 8GBを2倍の16GBへと魔改造した猛者もいました。そのグラボもGeForce RTX 2080 Ti 44GBと同様に、そのままでは正常に動作しませんでしたが、EVGA Precision X1を使ってクロックを固定することで動作が安定しました。

もしかしたら、GeForce RTX 2080 Ti 44GBもクロックを固定すれば安定動作するかもしれませんね。

Turing

Posted by にっち