Gamers NexusがGeForce 572.83ドライバの不具合を調査。影響を受ける可能性が高い環境は
YouTubeチャンネルのGamers Nexusにより、GeForce 572.83ドライバで発生している不具合の調査が行われました。
GeForce 572.83ドライバ(およびそれ以前の570番台ドライバ)では、ブラックスクリーン(画面が真っ黒になる)が発生したり、ゲームがクラッシュしたり、システムごとクラッシュするなど、さまざまな不具合報告が出ています。こういった不具合報告はGeForce RTX 5000シリーズだけに限らず、GeForce RTX 4000シリーズやGeForce RTX 3000シリーズ環境でも出ています。
572.83ドライバの不具合について、Gamers Nexusの調査結果が以下。
▼Gamers Nexusによる572.83ドライバの不具合調査(RTX 4070 SUPERでテスト)
- G-SYNCとFrame Generationを有効にしているマルチモニター環境のユーザーが最も不具合の影響を受ける可能性が高いと考えられる
- ゲームタイトルによってはFrame GenerationやG-SYNCを有効にするとクラッシュする
- マルチモニター環境の場合、DisplayPortを挿す位置を変更することで改善する場合がある
- シングルモニターだと不具合が発生しない場合がある
- DisplayPortケーブルからHDMIケーブルに変更することで改善する場合がある
- DLSS、Frame Generation、G-SYNCなど、NVIDIA特有の機能を無効にすると改善する場合がある。ただし、これですべてが解決するわけではない
Gamers Nexusによると、G-SYNC + Frame Generation + マルチモニター環境が最も不具合の影響を受ける可能性が高いとのこと。一時的な対処方法として、これらの機能を無効にするなど、上記方法で解決・改善するか試してみることをおすすめしています。
このほか、高リフレッシュレートモニターを使用している場合はリフレッシュレートを下げたり、60Hzにしたりすると改善するとの報告が以前から出ています。GeForce RTX 5000シリーズの方はお試しください。
なお、GeForce RTX 4000シリーズやGeForce RTX 3000シリーズの方は、不具合が修正されるまで570番台ドライバは避けて、安定していると評判の高い566.45 Hotfixか566.36 WHQLの使用を強くおすすめします。(GeForce RTX 5000シリーズは570番台から対応のため、560番台以前のドライバは使用できません)