GeForce Game Readyドライバ 572.16 不具合情報。不具合報告多数。地雷ドライバか
GeForce Game Readyドライバ 572.16 WHQLの不具合情報です。NVIDIA公式の既知の不具合と、海外のGeForceフォーラムで目に付いたユーザー報告を意訳しています。ユーザー報告は全ての環境で発生するものとは限らず、環境依存の可能性もあります。同様の不具合にお悩みの方の参考になりましたら幸いです。
NVIDIA公式: 既知の不具合 (リリースノート + フォーラム)
- V-Ray 6において、GeForce RTX 5000シリーズだとCUDA Vpathテスト時に想定より低パフォーマンスになります [New]
- GeForce RTX 5080環境において、Valorant起動時にゲームがクラッシュする場合があります [New]
- 572.16ドライバ環境でNVIDIA Profile Inspectorを使用するとクラッシュする場合があります [New]
- No Mans Skyにおいて、Frame Generationを有効にするとゲームがクラッシュする場合があります [New]
- 『NVIDIAコントロールパネル』 → 『デスクトップ』 → 『GPU アクティビティ アイコンを通知領域に表示する』の設定を変更しても、PCを再起動しないと反映されません
その他の不具合
- AMD Athlon 64 X2やIntel Core 2 Duo / Core 2 Quad以前のPOPCNT命令に対応していない古いCPU環境だと、一部のドライババージョンでブルースクリーンエラーが発生します。具体的には以下。本件に関する詳細はこちらのページをご覧ください。
- 552.44まで → POPCNT非対応の古いCPUでも動作する
- 555.85~565.90 → POPCNT非対応の古いCPU環境だとブルースクリーンが発生する。最悪ブートループでOSが起動しなくなる
- 566.03以降 → POPCNT非対応の古いCPUでも動作する
ユーザー報告の不具合
- 572.16ドライバ環境でNVIDIA Profile Inspectorがクラッシュする不具合を修正した最新版NVIDIA Profile Inspectorがリリースされています
- ノートPC環境で『ntoskrnl.exe』のCPU使用率が高くなるという既知の不具合が消えています。修正されたのでしょうか?
- NVIDIA: ↑はい
- ↑私のASUS 2021 ROG Zephyrus M16ノートPC環境ではまだ発生しています。『ntoskrnl.exe』のCPU使用率が8~10%になります。561.09以前ではこのような不具合は発生しませんでした
- 私もまだ『ntoskrnl.exe』のCPU使用率が増加します。修正されていません
(※同様の報告多数)
- 572.16にしてからFrame Generationを使用するとブルースクリーンエラー(ブルースクリーンオブデス / BSoD)が発生するようになりました。ブルースクリーンエラーの原因は『nvlddmkm.sys』と表示されています [RTX 4090]
- ↑私も同じです。streamlineファイル(『sl.****』で始まるファイル)を書き換えたところ、ブルースクリーンエラーが発生しました。しかし、ファイルを元にもどした後は一切発生しなくなりました。例えば『Banishers: Ghosts of New Eden』というゲームに『サイバーパンク2077』のStreamlineファイルを適用してFrame Generationを有効にするとブルースクリーンエラーが発生します。あなたの場合もこれが原因かもしれません566番台以前ではこのような問題は発生しませんでしたが、572.16になってからこういった改造が上手く適用できなくなったのだと思います
- Shadow of the Tomb RaiderでRTシャドウを有効にするとTrial of the Eagleなどの特定のエリアでクラッシュします。他のエリアやベンチマークではクラッシュしません。イベントビューアーのイベントログに「ソース "nvlddmkm" からのイベント ID 153 の説明が見つかりません」と表示されます。RTシャドウを無効にすればクラッシュしません
- NVIDIA: ↑572.16だけで発生しますか?
- ↑はい、566.36にロールバックしましたが発生しません
- God of War Ragnarökがフリーズ不具合はまだ修正されていません。1時間半から2時間ほどプレイしているとフリーズします
- DLSS 4 Overridesが機能しません。私が持っているゲームではすべてグレーアウトしています
- ↑私も同じ不具合が発生しています
- ↑NVIDIAアプリをアンインストールして、再インストールすると問題が解決しました
- このドライバではカスタム解像度が正常に機能しません。カスタム解像度を使用している人はこのドライバをインストールしない方が良いでしょう
- ↑私もカスタム解像度を使用しています。572.16で正常に動作しなくなりました
(※同様の報告多数)
- Marvel’s Spider-Man 2が頻繁にクラッシュします
- ↑サイバーパンク2077やホグワーツ・レガシーでも同じ問題が発生します。572.16のFrame Generationに問題があるようです。一度ドライバをロールバックして、Frame Generationを無効にして、再び572.16をインストールしてみてください
(※同様の報告多数)
- 572.16にしてからサイバーパンク2077が10 fps低くなりました [RTX 3080 Ti]
- 新しいドライバにして以降、サイバーパンクのフレームレートが20~30%低下しています。GPU使用率も75~85%に下がっています。以前のドライバでは常にGPU使用率が最大でした。ドライバをロールバックしたら元のパフォーマンスに戻りました
- 572.16へとアップデート後、Windows10が起動しなくなりました。セーフモードに入ってドライバをロールバックしたら直りました。ここまでの問題が発生したのは初めてです [GTX 1080]
- ↑私も同じ不具合が発生しました。セーフモードでロールバックする必要がありました
- ↑Windows11 23H2 + GTX 1080 Tiで同じ不具合が発生しています
- ↑Windows10 + RTX 3060 Ti環境でもまったく同じ不具合が発生しました
(※同様の報告多数)
- Samsungのモニター(Q80T)でゲーム起動時に画面が点滅します。G-SYNCを無効にすると直ります
(※Samsung系モニターで同様の報告多数)
- 『インディ・ジョーンズ/大いなる円環』のロード時間が長くなりました。566.36ではスムーズでした [RTX 4080]
572.16ではDLSS 4などの多数の機能アップデートが含まれているためか、ユーザー報告の不具合が大量出ています。同様の不具合にお困りの方は、以前の566.45 Hotfixや566.36 WHQLへのロールバックをお試しください。(注: GeForce RTX 5090およびGeForce RTX 5080は572.16からの対応なので、これより前にはロールバックできません)
これらよりさらに古いドライバを使いたい場合はNVIDIAのサイトよりダウンロードできます。