GeForce Game Readyドライバ 566.36 不具合情報 [Update 1: 既知の不具合1件追加]
GeForce Game Readyドライバ 566.36 WHQLの不具合情報です。NVIDIA公式の既知の不具合と、海外のGeForceフォーラムで目に付いたユーザー報告を意訳しています。ユーザー報告は全ての環境で発生するものとは限らず、環境依存の可能性もあります。同様の不具合にお悩みの方の参考になりましたら幸いです。
更新履歴 [記事初公開日: 2024/12/8] ① 既知の不具合を1件追加。 [2024/12/11] [New] |
NVIDIA公式: 既知の不具合 (リリースノート + フォーラム)
- [ALT] + [TAB]キーで画面を切り替えると、数秒間画面が真っ黒(ブラックスクリーン)になる場合があります[New]
(※筆者注: この不具合はWindows11 24H2側の不具合として、2024年10月25日にリリースされたKB5044384(およびそれ以降のKB)にて修正済みとされています。しかし、Microsoftだけの問題ではなくNVIDIA側にも問題があったようで、環境によってはいまだにこの不具合が発生しつづけています。現在、NVIDIAはこの不具合の修正に取り組んでおり、早めにHotfixドライバを公開したいと述べています) - EvernoteやQQ (QQはおそらく中国テンセントのアプリ)使用時、CPU使用率が高くなります
- 『NVIDIAコントロールパネル』 → 『デスクトップ』 → 『GPU アクティビティ アイコンを通知領域に表示する』の設定を変更しても、PCを再起動しないと反映されません
追加された既知の不具合 [2024/12/11追加分] [New]
- ノートPC環境において『ntoskrnl.exe』のCPU使用率が高くなる場合があります。
備考
既知の不具合から566.14まではあった以下の不具合が消えています。
- 566.03以降にすると、Windows10の透明効果が正常に機能しなくなります(筆者注: 透明効果がなくなる、今までより黒くなる、ぼかし効果(blur)がなくなるなど)
しかし、リリースノートやGeForceフォーラムで修正されたといった言及はありません。NVIDIAが既知の不具合に書き忘れているか、あるいは修正された不具合に書き忘れているか。ユーザー報告では566.36ドライバで直ったと報告されています。
その他の不具合
- 『インディ・ジョーンズ/大いなる円環』はマルチGPUをサポートしておらず、SLIが有効な環境で起動するとゲームがクラッシュする場合があります。そのため、本ゲームをプレイする際は一時的にSLIを無効にしてください。NVIDIAコントロールパネルを開いて、『SLI、Surround、PhysX の設定』 → 『SLI 設定』の『SLI を無効にする』を選択して『適用』を押してください(備考: ゲーム側、ドライバ側、どちらで修正されるべき問題なのか不明) [New]
- AMD Athlon 64 X2やIntel Core 2 Duo / Core 2 Quad以前のPOPCNT命令に対応していない古いCPU環境だと、一部のドライババージョンでブルースクリーンエラーが発生します。具体的には以下。本件に関する詳細はこちらのページをご覧ください。
- 552.44まで → POPCNT非対応の古いCPUでも動作する
- 555.85~565.90 → POPCNT非対応の古いCPU環境だとブルースクリーンが発生する。最悪ブートループでOSが起動しなくなる
- 566.03以降 → POPCNT非対応の古いCPUでも動作する
ユーザー報告の不具合
- 既知の不具合から「566.03以降にすると、Windows10の透明効果が正常に機能しなくなります」という不具合が消えています。これは直ったのでしょうか?
- 私の場合、最新のドライバをインストールすると透明効果の不具合は直りました。修正されたのならちゃんとそう明記してほしかったですね
- 566.36でForza Horizon 5がクラッシュする不具合が修正されたと記されていますが、この不具合はまだ直っていません。20~30分後にクラッシュします。私の環境では、正常に動作した最後のドライバは561.09です。このドライバにロールバックしました [RTX 4070 Ti SUPER / Windows11 23H2 / Ryzen 7 7800X3D]
- Forza Horizon 5はまだクラッシュが発生します
- Forza Horizon 5が依然としてランダムにクラッシュします [RTX 2080 SUPER]
- 私は565.90から異なる2台のRTX 4080ノートPCで画面にちらつきが発生しました。このドライバは、ディスプレイのちらつきが修正された不具合として記されていますが、私の環境ではこのドライバより前にはそのような不具合は発生しておらず、このドライバ以降でちらつきが発生するようになりました。566.36でもちらつきは発生し続けています
- 360Hzモニターを使用していているのですが、ALT + TABを押してウィンドウを切り替えるとと5~6秒間ブラックスクリーンが発生します。これはドライバが関係しているのでしょうか?
- NVIDIA: ↑現在この不具合の修正をテストしています。上手くいけばHotfixドライバを早めにリリースしたいと思っています
- ドライバのインストール後、画面が真っ黒になって、PCを強制終了するしかありません。2回試しましたが結果は同じでした。ドライバ自体は正常に動作しているようですが、NVIDIAアプリで新しい設定プロファイルを見ることができません
- ここ最近のドライバではフォートナイトが30分くらいでクラッシュします。561.09では問題ありません。OSはWindows11 24H2で、すべて最高画質にし、レイトレーシング有効、DLSS Quality設定です [RTX 4090 / Core i7-14700K]
- NVIDIA: ↑Windows11 24H2を使用されている場合はOSのバグの可能性があります。こちらのページを参考にしてクラッシュdmpファイルを『driverfeedback@nvidia.com』に送っていただけると幸いです
- Chromeでちらつきが発生します。さらに『SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED』『nvlddmkm.sys』のブルースクリーンエラー(ブルースクリーンオブデス / BSoD)も発生します。ブラウザを閉じるときに発生することもあれば、タブを閉じただけで発生することもあります。565.90あたりから発生したと思います [RTX 4090 / Windows10 22H2]
566.36は修正された不具合に『565ドライバ以降、Forza Horizon 5およびゴッド・オブ・ウォー ラグナロク(God of War Ragnarök)がゲーム中にクラッシュする不具合を修正』と記されています。しかし、いまだにForza Horizon 5がクラッシュするとの不具合報告が複数件出ています。
ユーザー報告によると561.09ドライバ以前ではクラッシュしないそうなので、本不具合にお悩みの方はドライバのロールバックをご検討ください。以前のドライバはNVIDIAのサイトよりダウンロードできます。
2024/12/11追記 [New]
新たに、ノートPC環境において『ntoskrnl.exe』のCPU使用率が高くなるという既知の不具合が追加されました。どこまで使用率が高くなるのかはわかりませんが、これにより、バッテリーの減りが早くなる恐れがあります。気になる方はドライバをロールバックをご検討ください。