GeForce Game Readyドライバ 566.14 不具合情報。引き続きWindows10の透明効果は壊れたまま
GeForce Game Readyドライバ 566.14 WHQLの不具合情報です。NVIDIA公式の既知の不具合と、海外のGeForceフォーラムで目に付いたユーザー報告を意訳しています。ユーザー報告は全ての環境で発生するものとは限らず、環境依存の可能性もあります。同様の不具合にお悩みの方の参考になりましたら幸いです。
NVIDIA公式: 既知の不具合 (リリースノート + フォーラム)
- 566.03以降にすると、Windows10の透明効果が正常に機能しなくなります(筆者注: 透明効果がなくなる、今までより黒くなる、ぼかし効果(blur)がなくなるなど)
- Houdini XPUでレンダリングすると緑色っぽくなります
- Maxwell GPUを搭載したMSI GT72 2QDノートPCに560番台のドライバをインストールすると、ブルースクリーンエラー(Blue Screen of Death / BSoD)が発生する場合があります
備考
既知の不具合から566.03まではあった以下の不具合が消えています。
- SteamVRにおいて、リフレッシュレートを変更するとブルースクリーンエラー(ブルースクリーンオブデス / BSoD)が発生する場合があります
しかし、リリースノートやGeForceフォーラムで修正されたといった言及はありません。NVIDIAが既知の不具合に書き忘れているか、あるいはSteam側で修正されたのかもしれません。一応、今回は既知の不具合として掲載しておきますが、次回以降も掲載されないようなら、直ったものとして当サイトからも削除いたします。
その他の不具合
- 555ドライバ以降、AMD Athlon 64 X2やIntel Core 2 Duo / Core 2 Quad以前のPOPCNT命令に対応していない古いCPUのサポートを終了しました。555以降、POPCNT命令に対応していないCPU環境にドライバをインストールすると、ブルースクリーンエラー(BSoD)が発生します。また、ユーザー報告では再起動ループが発生してシステムの復元でも直らずOSを再インストールするはめになったとの報告が出ています。AMDは2007年前後のBarcelonaあたりから、IntelはNehalem (第1世代Core iシリーズ)からPOPCNT命令に対応しています。POPCNT命令に対応していない古いCPU環境で利用できる最後のドライバは552.44です
- Windows 11 24H2環境において、ゲーム中にALT + TABキーを押してデスクトップに戻ると、数秒間画面が真っ黒になります。これはGeForceドライバの不具合ではありません。Windows11 24H2の不具合です。この不具合は2024年10月25日にWindows Updateに配信されたプレビューリリースKB5044384にて修正されました。本不具合にお困りの方は、まずWindows Updateを実行してKB5044384以降のインストールをお試しください。ただし、修正は段階的ロールアウトのため、すぐには直らないかもしれません。すぐにでも本不具合を緩和・軽減したい場合は、当サイト記事『ALT+TABでWindows11 24H2の画面が真っ黒になるのを修正・軽減する方法』をご覧ください
ユーザー報告の不具合
- Windows10の透明効果が機能しない不具合はいつ修正されるのでしょうか。まだ修正されていません
- ↑このバグがあるため私は566.14をインストールしません。このような不具合を早急に直さないのは異常です
(※同様の書き込み多数)
- Halo Infiniteがシェーダーのプリロードでハングします。シェーダーをプリコンパイルするには、ドライバのキャッシュを手動で削除する必要がありました
- Lenovo LOQ 15APH8 Ryzen 7 RTX4060ノートPC環境において、ドライバのインストール中に画面が真っ黒になり、強制的に電源をオフにして再起動するしかなくなります。外部モニターを外したら、この現象は発生しなくなりました
- 565.90以降、今回のドライバも含めてフォートナイトがクラッシュします。561.09にロールバックするとクラッシュしません
- 私の環境では561.09以降にするとフォートナイトがクラッシュします。560.94以前に戻すと解決します
566.03から発生しているWindows10の透明効果が正常に機能しなくなる既知の不具合が継続しており、ユーザーから不満の声が多く出ています。本不具合にお困りの場合は、565.90以下へのロールバックをご検討ください。以前のドライバはNVIDIAのサイトよりダウンロードができます。