GeForce Game Readyドライバ 565.90 不具合情報 [Update 3: SteamVRでBSoD]
GeForce Game Readyドライバ 565.90 WHQLの不具合情報です。NVIDIA公式の既知の不具合と、海外のGeForceフォーラムで目に付いたユーザー報告を意訳しています。ユーザー報告は全ての環境で発生するものとは限らず、環境依存の可能性もあります。同様の不具合にお悩みの方の参考になりましたら幸いです。
更新履歴 [記事初公開日: 2024/10/4] ① 既知の不具合を1件追加。 [2024/10/10] ② 既知の不具合を1件、その他の不具合を1件追加。 [2024/10/14] ③ 既知の不具合を2件追加。 [2024/10/19] [New] |
NVIDIA公式: 既知の不具合 (リリースノート + フォーラム)
- PCを再起動したり、スリープからの復帰時やモニターの電源オン/オフ時などに、NVIDIAコントロールパネルの『ディスプレイ』 → 『デスクトップ カラー設定の調整』 → 『デジタル バイブランス』の設定が初期化されます [New]
- NVIDIAコントロールパネルの『ディスプレイ』 → 『デスクトップのサイズと位置の調整』 → 『スケーリング』で『整数スケーリング』に設定していると、DSR / DLDSR解像度がゲームに表示されません [New]
- Maxwell GPUを搭載したMSI GT72 2QDノートPCに560番台のドライバをインストールすると、ブルースクリーンエラー(Blue Screen of Death / BSoD)が発生する場合があります
追加された既知の不具合 [2024/10/10追加分]
- Windows10環境において、Halo Infiniteが起動しない場合があります
追加された既知の不具合 [2024/10/14追加分]
- NVIDIAコントロールパネルの『3D 管理設定』 → 『シェーダー キャッシュ サイズ』を『無効』に設定していてもキャッシュファイルが作成される場合があります
追加された既知の不具合 [2024/10/19追加分] [New]
- 595.60にしてからCorsair iCUEやBlueStacksのCPU使用率が以前よりも高くなる場合があります
- SteamVRにおいて、リフレッシュレートを変更するとブルースクリーンエラー(ブルースクリーンオブデス / BSoD)が発生する場合があります
その他の不具合
- 555ドライバ以降、AMD Athlon 64 X2やIntel Core 2 Duo / Core 2 Quad以前のPOPCNT命令に対応していない古いCPUのサポートを終了しました。555以降、POPCNT命令に対応していないCPU環境にドライバをインストールすると、ブルースクリーンエラー(BSoD)が発生します。また、ユーザー報告では再起動ループが発生してシステムの復元でも直らずOSを再インストールするはめになったとの報告が出ています。AMDは2007年前後のBarcelonaあたりから、IntelはNehalem (第1世代Core iシリーズ)からPOPCNT命令に対応しています。POPCNT命令に対応していない古いCPU環境で利用できる最後のドライバは552.44です
- ノートPC / モバイル環境において、NVIDIA App / GeForce Experienceに『WhisperMode』が表示されない、または「Not Ready」と表示される場合はこちらのFAQページをご覧ください
- Intel第13世代や第14世代(Core 13000シリーズや14000シリーズ)を使用していると、ゲームがクラッシュしたり、「Out of video memory trying to allocate a rendering resource」(レンダリングリソースを割り当てようとしているビデオメモリが不足しています)というエラーが表示される場合があります。これはGeForceの不具合ではありません。Intel第13世代/第14世代CPUの不具合です。この不具合が発生するということは、お使いのCPUがダメージを負っている・劣化している・破損していることを意味します。根本的に直すにはCPUを交換するしかありません。CPU単品で購入した場合はIntelに、メーカー製PCやBTO PCを購入した場合は製造メーカーに連絡して交換を受けてください。本件に関する最新記事はこちらをご覧ください
追加されたその他の不具合 [2024/10/14追加分]
- Windows 11 24H2環境において、ゲーム中にALT + TABキーを押してデスクトップに戻ると、数秒間画面が真っ黒になります。これはGeForceドライバの不具合ではありません。Windows11 24H2の不具合です。この不具合は2024年10月11日(米国時間)に公開されたWindows11 Insider Preview Devチャンネル Build 26120.2122にて修正されました。いずれ通常版のWindows11 24H2でも修正されるでしょう
ユーザー報告の不具合
- 565.90にしてからフォートナイト(31.30)がプレイ中に約50%の確率でクラッシュします。561.09に戻すとクラッシュしなくなりました。再び565.90を試してみましたがやはりクラッシュし、561.09に戻すと直ります
- 565.90にしてからG-SYNCモニターがちらつくという不具合が再発しました [RTX 3070]
- Windows11 24H2でゲーム中にALT + TABキーを押すと、画面が数秒間真っ黒になります
- NVIDIA: ↑これについては現在調査中です。Windows11 23H2では発生せず、Windows11 24H2でのみ再現できるため、OSのバグなのかドライバのバグなのか、まだ判断がついていません
- 565.90にしてからCorsair iCUEコンポーネント(QmlRenderer.exe)のCPU使用率が常に5~7%に上昇しました。CPUの電圧も上昇していました。561.09に戻したところ、CPU使用率は1%未満になり、CPUの電圧も低下しました。これが偶然ではないことを確認するために565.90を再インストールしたところ、再び同じことが起こりました。Windows11 24H2とiCUE 5.19.104を使用しています
今のところ大きな不具合は発生していませんが、新たに既知の不具合として『デジタル バイブランス』が初期化される(設定が保存されない)、『整数スケーリング』に設定しているDSR / DLDSR解像度が使用できないという不具合が追加されました。これらの機能を使用されている方はお気をつけください。
もし、上記報告のような不具合にお悩みの場合は、ドライバのロールバックをお試しください。以前のドライバはNVIDIAのサイトよりダウンロードができます。
2024/10/10追記
新たにWindows10環境でHalo Infiniteが起動しない場合があるという既知の不具合が追加されました。プレイされている方はお気をつけください。
2024/10/14追記
シェーダーキャッシュサイズを無効にしていてもキャッシュが作られてしまうという既知の不具合が追加されました。このほか、ユーザー報告にあった「Windows11 24H2環境でゲーム中にALT + TABキーを押すと画面が数秒間真っ黒なる」という現象がその他の不具合として追加されましたが、こちらはWindows側の不具合になります。
2024/10/19追記 [New]
ユーザー報告にあったCorsair iCUEのCPU使用率が高くなる不具合が既知の不具合として認められました。また、この不具合はCorsair iCUEだけでなくBlueStacksでも発生するとのことです。さらに、SteamVRでブルースクリーンエラーが発生するという不具合も追加されています。SteamVRをお使いの方はお気をつけください。