GeForce Game Readyドライバ 565.90 不具合情報

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GeForce Game Readyドライバ 565.90 WHQLの不具合情報です。NVIDIA公式の既知の不具合と、海外のGeForceフォーラムで目に付いたユーザー報告を意訳しています。ユーザー報告は全ての環境で発生するものとは限らず、環境依存の可能性もあります。同様の不具合にお悩みの方の参考になりましたら幸いです。

NVIDIA公式: 既知の不具合 (リリースノート + フォーラム)

  • PCを再起動すると、NVIDIAコントロールパネルの『ディスプレイ』 → 『デスクトップ カラー設定の調整』 → 『デジタル バイブランス』の設定が初期化されます [New]
    『デジタル バイブランス』の設定が初期化される
  • NVIDIAコントロールパネルの『ディスプレイ』 → 『デスクトップのサイズと位置の調整』 → 『スケーリング』で『整数スケーリング』に設定していると、DSR / DLDSR解像度がゲームに表示されません [New]
  • Maxwell GPUを搭載したMSI GT72 2QDノートPCに560番台のドライバをインストールすると、ブルースクリーンエラー(Blue Screen of Death / BSoD)が発生する場合があります

その他の不具合

  • 555ドライバ以降、AMD Athlon 64 X2やIntel Core 2 Duo / Core 2 Quad以前のPOPCNT命令に対応していない古いCPUのサポートを終了しました。555以降、POPCNT命令に対応していないCPU環境にドライバをインストールすると、ブルースクリーンエラー(BSoD)が発生します。また、ユーザー報告では再起動ループが発生してシステムの復元でも直らずOSを再インストールするはめになったとの報告が出ています。AMDは2007年前後のBarcelonaあたりから、IntelはNehalem (第1世代Core iシリーズ)からPOPCNT命令に対応しています。POPCNT命令に対応していない古いCPU環境で利用できる最後のドライバは552.44です
  • ノートPC / モバイル環境において、NVIDIA App / GeForce Experienceに『WhisperMode』が表示されない、または「Not Ready」と表示される場合はこちらのFAQページをご覧ください
  • Intel第13世代や第14世代(Core 13000シリーズや14000シリーズ)を使用していると、ゲームがクラッシュしたり、「Out of video memory trying to allocate a rendering resource」(レンダリングリソースを割り当てようとしているビデオメモリが不足しています)というエラーが表示される場合があります。これはGeForceの不具合ではありません。Intel第13世代/第14世代CPUの不具合です。この不具合が発生するということは、お使いのCPUがダメージを負っている・劣化している・破損していることを意味します。根本的に直すにはCPUを交換するしかありません。CPU単品で購入した場合はIntelに、メーカー製PCやBTO PCを購入した場合は製造メーカーに連絡して交換を受けてください。本件に関する最新記事はこちらをご覧ください

ユーザー報告の不具合

  • 565.90にしてからフォートナイト(31.30)がプレイ中に約50%の確率でクラッシュします。561.09に戻すとクラッシュしなくなりました。再び565.90を試してみましたがやはりクラッシュし、561.09に戻すと直ります
  • 565.90にしてからG-SYNCモニターがちらつくという不具合が再発しました [RTX 3070]
  • Windows11 24H2でゲーム中にALT + TABキーを押すと、画面が数秒間真っ黒になります
  • NVIDIA: ↑これについては現在調査中です。Windows11 23H2では発生せず、Windows11 24H2でのみ再現できるため、OSのバグなのかドライバのバグなのか、まだ判断がついていません
  • 565.90にしてからCorsair iCUEコンポーネント(QmlRenderer.exe)のCPU使用率が常に5~7%に上昇しました。CPUの電圧も上昇していました。561.09に戻したところ、CPU使用率は1%未満になり、CPUの電圧も低下しました。これが偶然ではないことを確認するために565.90を再インストールしたところ、再び同じことが起こりました。Windows11 24H2とiCUE 5.19.104を使用しています

 

今のところ大きな不具合は発生していませんが、新たに既知の不具合として『デジタル バイブランス』が初期化される(設定が保存されない)、『整数スケーリング』に設定しているDSR / DLDSR解像度が使用できないという不具合が追加されました。これらの機能を使用されている方はお気をつけください。

もし、上記報告のような不具合にお悩みの場合は、ドライバのロールバックをお試しください。以前のドライバはNVIDIAのサイトよりダウンロードができます。