GeForce Game Readyドライバ 555.85 不具合情報 [Update 1: 既知の不具合6件追加]

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GeForce Game Readyドライバ 555.85 WHQLの不具合情報です。NVIDIA公式の既知の不具合と、海外のGeForceフォーラムで目に付いたユーザー報告を意訳しています。ユーザー報告は全ての環境で発生するものとは限らず、環境依存の可能性もあります。同様の不具合にお悩みの方の参考になりましたら幸いです。

更新履歴 [記事初公開日: 2024/5/23]
既知の不具合を6件追加。 [2024/5/27] [New]

NVIDIA公式: 既知の不具合 (リリースノート + フォーラム)

  • LG 32GS95UEがG-SYNC Compatibleモニターとして認識されません [New]
  • NVIDIAコントロールパネルの『3D 設定の管理』 → 『マルチフレーム サンプリング AA (MFAA)』をオンにしていると、新しいMicrosoft Teamsおよび新しいMicrosoft Outlookにアーティファクト(表示の乱れ)が表示されます

追加された既知の不具合 [2024/5/27追加分] [New]

  • The Last of Us Part Iにおいて、「Out of video memory」(ビデオメモリ不足)のエラーが表示される場合があります
  • 555.85ドライバをインストールしても、GeForce ExperienceまたはNVIDIAアプリが555.85ドライバを認識せず、引き続き最新ドライバが公開された通知が表示される場合があります。この不具合はPCを再起動すると直ります
  • 555.85ドライバにアップデートすると、鳴潮において、GeForce Experience Instant Replayを有効にしているとゲームが真っ黒の画面で起動したり、点滅したりします
  • PyTorch-CUDA DockerはCUDA 12.5 / 555.85ドライバと互換性がありません
  • 555.85ドライバにアップデートすると、VALORANTにおいて、『Game Latency (CPU)』の値が正しく表示されません
  • GeForce Experience Instant Replayを有効にした状態で動画をフルスクリーンで再生すると、モニターにちらつきが発生する場合があります

その他の不具合

  • GeForce環境において、Chromiumベースのアプリケーション(Google ChromeやMicrosoft Edgeなど)で市松模様のようなものがランダムに表示される場合があります。回避策・対処方法はこちらの記事をご覧ください。この不具合はWindows側のバグです。NVIDIAによると、2023年11月29日にリリースされたWindows11 Insider Preview Canaryチャネル Build 26002で修正されたとのことです。いずれ通常版のWindowsでも修正されることが期待されます。
  • ノートPC / モバイル環境において、NVIDIA App / GeForce Experienceに『WhisperMode』が表示されない、または「Not Ready」と表示される場合はこちらのFAQページをご覧ください。
  • Intel第13世代や第14世代(Core 13000シリーズや14000シリーズ)を使用していると、ゲームがクラッシュしたり、「Out of video memory trying to allocate a rendering resource」(レンダリングリソースを割り当てようとしているビデオメモリが不足しています)というエラーが表示される場合があります。これはGeForceの不具合ではありません。Intel第13世代/第14世代CPUの不具合です。現在、Intelはこの不具合を調査しています。この不具合の詳細および対処方法は以下の記事をご覧ください。

ユーザー報告の不具合

  • GeForce Experience経由で555.85ドライバを計3回インストールしましたが、いまだに最新ドライバへとアップデートするよう表示されます。再起動しても変わりありません
  • ↑私も同じことが起こりましたが再起動すると直りました
  • ↑私も再起動すると解決しました
  • DLSS 3 Frame Generationを有効にしてGhost of Tsushima Director’s Cutをプレイすると、シネマティックカットシーンでちらつきが発生します。また、UIテキストもぼやけたり歪んだりします [RTX 4090 / Windows11]
  • 555.58ドライバのインストールが完了する前にブルースクリーンエラー(BSoD)が発生します。さらに、OSが再起動ループに陥ります。セーフモードでドライバをアンインストールして552.44に戻すと直りました。何度か555.58を試してみましたがやはり同じことが起こります [GTX 970 / Windows10 Pro]
  • ↑私も同じことが起こりました [GT 1030 / Windows10]
  • GeForce GTX 980M x2 SLIのノートPC環境で555.85ドライバのインストールに失敗しました。その後、再起動ループに陥りました。システムの復元をする必要がありました
  • 555.85だとThe Last of Us起動時にシェーダーのコンパイルが中断されて、「Out of video memory」のエラーが発生します。552.44では正常に動作していました [RTX 3080 / Windows10]
  • ↑私も555.85だと発生しました。552.44に戻ると発生しません
  • ↑同じです。ドライバをロールバックすると正常に動作します
  • ↑私のGeForce RTX 4090 Founders Edition環境ではこの不具合は発生しません
    (筆者注: 『Intel第13世代/第14世代CPUの不具合』と同じ症状です。しかし、ドライバを戻すと直ったと報告されており、CPU側の不具合なのかドライバ側の不具合なのかは不明です)

 

既知の不具合がついに2件にまで減り、(今のところ)不具合の少ないドライバとなっています。

ユーザー報告では、ごく一部の環境でブルースクリーンエラーからの再起動ループが発生するという報告が出ているのが気になるところですが、報告数は少なく、環境依存の可能性が高いものと思われます。

2024/5/27追記 [New]
既知の不具合が6件追加されました。内2件は、ユーザー報告にあったThe Last of UsとGeForce Experienceの不具合が既知の不具合として認められました。