GeForce 531.68 ドライバ 不具合情報。引き続きChromium系アプリに市松模様が表示 [Update 1: ラスアスやBF2042がクラッシュするなどの不具合追加]
GeForce 531.68ドライバの不具合情報です。NVIDIA公式の既知の不具合と、海外のGeForceフォーラムで目に付いたユーザー報告を意訳しています。ユーザー報告は全ての環境で発生するものとは限らず、環境依存の可能性もあります。同様の不具合にお悩みの方の参考になりましたら幸いです。
更新履歴 ① 既知の不具合3件追加。『追加された既知の不具合[2023/5/2追加分]』の項目に加筆。 [2023/5/2] [New] |
NVIDIA公式: 既知の不具合 (リリースノート + フォーラム)
既知の不具合
・Asus VG27WQおよびAcer XV253Qモニター環境において、531.41以降にアップデート後、NVIDIAコントロールパネルにモニターの最大リフレッシュレートが表示されません [New]
・530番台以降のドライバ環境において、Display Stream Compressionモードを使用すると、一部のモニターでランダムに黒い画面が点滅する場合があります [New]
・Chromiumベースのアプリケーションにおいて、市松模様のようなものがランダムに表示される場合があります
・GeForce ExperienceのFreestyleフィルターを適用するとゲームがクラッシュします
・DPCレイテンシーが増加(悪化)します。LatencyMonにて確認 (※NVIDIAスタッフのManuel氏によると、スタッター(カクつき)や音飛びなどは今のところ確認されていないとのこと。わずかに悪化しており、現在調査中とのことです)
・GeForce RTX 4000シリーズ搭載ノートPC環境において、530番台のドライバへとアップデート後にランダムでブラックスクリーンや『ディスプレイドライバーの応答停止と回復』(TDR)が発生する場合があります
・非ネイティブ解像度を使用している環境において、ゲーム内でHDRのオン/オフを切り替えると、ゲームが不安定になります
・DSR / DLDSRが有効な環境において、モニターがスリープから復帰後に、表示が一時的にちらつく場合があります
・Halo Wars 2において、ゲーム内の葉っぱの表示が通常よりも大きくなり、常に点滅します
・GeForce RTX 4090環境において、Watch Dogs 2のプレイ中に空を見ると画面がちらつく場合があります
・OCCTのVRAMテストでメモリ使用量がフルになって終了すると、イベントビューアーのログに『nvlddmkm』のエラーが記録されます
・Surface BookおよびSurface Studio環境において、バッテリー起動の場合、dGPUが最低クロックになります
・SOLIDWORKSにおいて、アプリケーションの設定から『Enhanced Graphics Performance』を有効にすると、モデルが正常に描画されない場合があります
・無効なEDIDを含んだモニターにおいて、解像度やリフレッシュレート、表示に問題が発生する場合があります。問題が発生した場合、こちらの手順に沿って、dmpファイルを出力して、dmpファイル、グラフィックスカード名、モニターのメーカー名・モデル名を『driverfeedback@nvidia.com』まで送信してください。可能であれば最後に動作したドライバでのdmpファイル、dispdiagログファイルも一緒に送信してください
追加された既知の不具合 [2023/5/2追加分]
・GeForce RTX 3000シリーズ環境において、The Last of Us Part I、バトルフィールド2042、Unreal Editorがランダムにクラッシュする場合があります
・Control (DX12)において、カットシーンやムービーでテアリングや部分的なジッターが発生します
・一部の言語環境において、NVIDIAシステムトレイアイコン上で右クリックしたときに、NVIDIAコントロールパネルのオプションが表示されません
ユーザー報告の不具合
・GeForce RTX 4090 + ASUS PG27AQN環境でG-SYNCを有効にしてゲームをプレイすると、ときどき0.5秒くらい表示されなくなることがあります。G-SYNCをオフにするか、531.18にロールバックするとこの不具合は発生しなくなります
・Dell G15 5515ノートPCの輝度調整はまだ機能しません。なぜ、既知の不具合に書かれていないのですか? 522.25以降、この不具合が発生し続けています
・NVIDIA: ↑複数のモデルに影響しないノートPC固有の不具合はリリースノートに記載していません。現在もこの不具合を解決するために、ノートPCメーカーと協力しています
・GeForce GTX 980環境でHalo Infiniteをプレイすると、フレームレートが5 fpsとかになります。古い517.48ドライバだと50 fpsほど出ます
・NVIDIA: ↑原因の特定に近づきつつあります。私の推測では、おそらく次のドライバブランチ(R535)で修正されると思われます
・BlenderでCUDAレンダリングが機能しません [MSI GeForce RTX 4070 Ti SUPRIM X]
・531.61以降、どのゲームでもスタッターが多発するようになりました。以前、Min 200 fpsだったのが、今はMin 42 fpsとかです。531.41に戻すと優れたパフォーマンスに戻ります [GeForce RTX 2060]
531.61に掲載されていた既知の不具合は1つも直っておらずすべてそのまま継続しています。さらに新たに2つの不具合が追加されました。531.61で上記の既知の不具合にお悩みだった場合は、残念ながら531.68でも発生します。
不具合にお困りの場合は、ドライバのロールバックをお試しください。以前のドライバはNVIDIAのサイトよりダウンロードができます。
2023/5/2追記
新たに、GeForce RTX 3000シリーズ環境で、The Last of Us Part Iやバトルフィールド2042などがクラッシュするという既知の不具合が追加されました。プレイされている方はお気をつけください。