Microsoft、PC内蔵カメラが動作しない不具合を修正。カメラドライバのアップデートにて。2023年5月からSurface Pro Xなどで発生していた不具合
Microsoftは、PC内蔵カメラが正常に動作しない不具合を修正したことを発表しました。
2023年5月23日以降、特定のArmベースのプロセッサー(CPU)を搭載したWindows10 バージョン22H2およびWindows11 バージョン22H2 / 21H2環境において、PCに内蔵されたカメラが正常に動作しなくなる不具合が発生しています。この不具合は、以下のCPUを搭載するPCにて発生します。
- Qualcomm 8cx Gen 1
- Qualcomm 8cx Gen 2
- Microsoft SQ1
- Microsoft SQ2
(※具体的なPCの機種名を挙げるとSurface Pro Xなどに影響)
Microsoftが2023年7月10日付け(現地時間)で発表した内容によると、この不具合はカメラドライバのアップデートにより修正されたとのこと。アップデートされたドライバは今後数週間以内にWindowsUpdateから自動的に提供・インストールされるとのことです。また、ドライバの有無は、WindowsUpdateを手動で確認することもできます。
もし、ドライバの配信まで待てない場合は、一時的な対処方法として、コマンドプロンプト(管理者として実行)から『reg add"HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Qualcomm\Camera"/v EnableQCOMFD/t REG_DWORD/d 0/f』を入力してエンターを押せば、カメラが動作するようになります。
カメラによっては一部機能が無効になったり画質が低下する場合がありますが、ドライバのアップデート後には完全に機能するようになります。また、アップデート後に上記の回避策を元に戻す必要もありません。