AMD Ryzen Threadripper、TPM 2.0の脆弱性に影響。修正したAGESAをリリース
AMDは、TPM 2.0の脆弱性が同社製CPUに影響することを発表しました。
TPM 2.0にはかねてより機密データの漏えい(CVE-2023-1018)や任意のコード実行(CVE-2023-1017)といった脆弱性が見つかっており、AMDによると、以下の同社製CPUがこの影響を受けるとのこと。
▼第2世代Ryzen Threaripperシリーズ
- Ryzen Threadripper 2990WX
- Ryzen Threadripper 2970WX
- Ryzen Threadripper 2950X
- Ryzen Threadripper 2920X
現時点では第2世代Ryzen Thereadripperシリーズのみが影響を受けるとしており、そのほかのモデルについては案内されていません。
AMDはすでにこの脆弱性に対処したAGESA SummitPI-SP3r2 1.1.0.7をマザーボードメーカーやOEMにリリースしており、各メーカーから提供されるBIOSアップデートを適用することで脆弱性が修正されます。
なお、BIOSアップデートの詳細(公開の有無や時期など)については、各メーカーに問い合わせるよう案内しています。