海外で偽物のRyzen 7 7800X3Dが出回る。個人売買で購入時は要注意。本物との見分け方は
海外で偽物のRyzen 7 7800X3Dが出回っています。それがこちら。
上記はルーマニアのOLXという中古市場で出回っている偽物のRyzen 7 7800X3Dです。パッと見では本物とどこがどう違うのかわかりませんが、見比べてみると一目瞭然です。
本物との比較が以下。
Ryzen 7 7800X3D | 左: 本物 / 右: 偽物
おわかりいただけたでしょうか。偽物は以下の特徴があります。
- CPU基板上のチップコンデンサーにシーラントによる保護がない
- 刻印された文字サイズ・フォントが異なる。位置もズレている
- 偽物の基板は本物よりも青みがかっている
特にチップコンデンサーにシーラント保護がないため、この部分で判断しやすくなっています。
この偽物のRyzen 7 7800X3Dを入手したYouTuberのder8auer氏がCPUを殻割りしたところ、中はさらにひどいことになっていました。
基板上にはCPUダイはなく、ヒートスプレッダ(IHS)はダイがないことを前提に、ダイの部分に厚みが加わっており、完全に人を騙すことを目的に作られています。
今のところこの偽Ryzen 7 7800X3Dは、日本国内では確認されていませんが、オークションやフリマ等の個人売買経由で入ってこないとも限りません。個人売買を利用される際はお気をつけください。
できることなら個人売買は利用せず、信頼できるショップでの購入を強く推奨いたします。