DirectXアプリがエラーを吐く不具合。Windows10や11等で発生。対処方法あり [Update 1]
Microsoftは、一部環境において、DirectXを使用するアプリがエラーを吐くという不具合が発生していることを発表しました。
更新履歴 ① 2023年2月24日付け(現地時間)でMicrosoftが内容を変更。主にエンタープライズ(企業)向け環境で発生するとのこと。それに伴い、記事内容を改訂、タイトルを改題。 [2023/2/25] [New] |
不具合概要
2022年11月9日以降に公開された更新プログラムをインストールすると、DirectXまたはDirect 3Dを使用する一部のエンタープライズ(企業)向けアプリにおいて、断続的にapphelp.dllのエラーが発生する場合があります。
この不具合は、Intelグラフィックスドライバのバージョン26.20.100.7463から30.0.101.1190までを使用している場合に発生します。
この不具合は、主にエンタープライズ向け環境で発生し、一般的なホームユーザー環境で発生する可能性は低いとされています。
この不具合を内包するOSバージョンおよび更新プログラムは以下。
- Windows10 22H2 / 21H2 / 21H1
KB5022906 (2023年2月22日公開 プレビューリリース)
KB5022834 (2023年2月15日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5019275 (2023年1月20日公開 プレビューリリース)
KB5022282 (2023年1月11日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5021233 (2022年12月14日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5020030 (2022年11月16日公開 プレビューリリース)
KB5019959 (2022年11月9日公開 セキュリティ更新プログラム) - Windows11 22H2
KB5022845 (2023年2月15日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5022360 (2023年1月27日公開 プレビューリリース)
KB5022303 (2023年1月11日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5021255 (2022年12月14日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5020044 (2022年11月30日公開 プレビューリリース)
KB5019980 (2022年11月9日公開 セキュリティ更新プログラム) - Windows11 21H2
KB5022836 (2023年2月22日公開 プレビューリリース)
KB5022834 (2023年2月15日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5019274 (2023年1月20日公開 プレビューリリース)
KB5022287 (2023年1月11日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5021234 (2022年12月14日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5019157 (2022年11月16日公開 プレビューリリース)
KB5019961 (2022年11月9日公開 セキュリティ更新プログラム) - Windows10 Enterprise LTSC 2019
KB5022840 (2023年2月15日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5022286 (2023年1月11日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5022554 (2022年12月21日公開 緊急リリース)
KB5021237 (2022年12月14日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5021655 (2022年11月18日公開 緊急リリース)
KB5019966 (2022年11月9日公開 セキュリティ更新プログラム) - Windows Server 2022
KB5022842 (2023年2月15日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5022291 (2023年1月11日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5022553 (2022年12月21日公開 緊急リリース)
KB5021249 (2022年12月14日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5020032 (2022年11月23日公開 プレビューリリース)
KB5021656 (2022年11月18日公開 緊急リリース)
KB5019081 (2022年11月9日公開 セキュリティ更新プログラム)
対処方法・回避策
バージョン30.0.101.1190よりも新しいIntelグラフィックスドライバをインストールすることで、この不具合は発生しなくなります。
また、Microsoftは、この不具合の解決に取り組んでおり、今後のアップデートで修正を予定しています。