ゲーム性能向上が見込めるDirectX 12のアップデート。Microsoftが『GPU Upload Heaps』を発表。Agility SDK 1.710.0-previewにて実装
ゲームパフォーマンスの向上が見込めるDirectX 12のアップデートが行われました。海外メディアのTom’s Hardwareが報じました。
Microsoftは、Resizable BARと組み合わせた新しいDirectX 12 GPU最適化機能『GPU Upload Heaps』を発表した。 この機能により、CPUがGPUのメモリ(VRAM)に直接同時アクセスできるようになり、CPUからGPUにデータをコピーする必要がなくなるため、DirectX 12タイトルのパフォーマンスが向上するとともに、システムRAMの使用率低下が見込まれる。 この機能は、開発者側がDirectX 12 Agility SDK 1.710.0-previewにて利用できる。 PCゲームにおけるVRAMの使用量は年々増えてきており、CPUとGPU間で多くのデータを移動させる必要がある。この機能を使えば、メモリとCPU使用率が低下することも期待される。 この機能を使用するための条件は、CPUとGPUがResizable BAR (あるいはSmart Access Memoryとも呼ばれる)をサポートしていることだ。また、グラボのドライバは以下のバージョンから対応する。
この機能はまだリリースされたばかりのため、すぐにでもゲームに実装されるとは思わないでほしい。開発者にはこの機能を試す時間が必要だ。 |