Ryzen環境でサイバーパンク2077のFPSを上げる方法。バージョン1.63対応版公開。簡単な改造でフレームレート向上
AMD Ryzen環境でサイバーパンク2077 (Cyberpunk 2077)のパフォーマンス・フレームレートを上げる方法が公開されました。
サイバーパンク2077のリリース当初、Ryzen環境ではCPUを上手く使ってくれず、CPUボトルネックになってパフォーマンスが出ませんでした。2020年当時は有志による改造で、パフォーマンスを上げることができましたが、その後、CDPRはHotfix 1.05でこの問題を修正しました。
しかし、この修正は完全ではなく、4コアと6コアのRyzenにしか効果がありませんでした。
ドイツメディアのPC Games Hardwareは、8コア以上のRyzenでも効果のあるパフォーマンスアップの改造方法を公開しました。解像度や画質にもよりますが、改造前と改造後で以下のようなパフォーマンス差があります。
改造前(左): 140 fps / 改造後(右): 151 fps
Ryzen 7 7800X3D + GeForce RTX 3090環境で、改造前はCPU使用率が低く、フレームレートは140 fpsなのに対し、改造後はCPUがしっかり使用されて151 fpsへと上昇しています。
このパフォーマンスアップの改造手順は以下。
- バイナリエディタで『Cyberpunk2077.exe』を開く。
- 『75 2D 33 C9 B8 01 00 00 00 0F A2 8B C8 C1 F9 08』で検索する。
- 『EB 2D 33 C9 B8 01 00 00 00 0F A2 8B C8 C1 F9 08』へと書き換えて保存。
『75』を『EB』へと書き換える、たったこれだけです。この改造方法はサイバーパンク2077 バージョン1.63に対応しています。もし、手動で設定するのが面倒な方は、PC Games Hardwareが改造したexeをアップロードしていますので、そちらをご利用ください。(一部のアンチウイルスアプリがウイルスを検出する場合がありますが、これは誤検出とのこと)
注意点として、この改造は、Intel CPU環境と6コア以下のRyzen CPU環境ではしないでください。逆にパフォーマンスが低下する恐れがあります。必ず8コア以上のRyzen CPU環境でのみ使用してください。
また、サイバーパンク2077にアップデートがあった際に何かしらの支障が発生するかもしれませんので、元に戻せるように必ず改造前の『Cyberpunk2077.exe』をバックアップを取っておいてください。なお、今後のアップデート次第ではこの改造が使えなくなるかもしれないことはご留意ください。
参考までに、これまでのバージョンだと『75 xx 33 C9 B8 01 00 00 00 0F A2 8B C8 C1 F9 08』の『xx』の部分以外は同じ数字なので、『C9 B8 01 00 00 00 0F A2 8B C8 C1 F9 08』で検索すれば、アップデートで『xx』の数字が変わっても対応できると思います。