ES版Crucial T700 2TBの書き込みベンチマーク公開。コンシューマー向けPCIe 5.0 NVMe SSDとしては最速
海外メディアのTom’s Hardwareにより、Crucial T700 2TBのエンジニアリングサンプル版(ES版)の書き込みベンチマークが公開されました。CrucialのPCIe 5.0 NVMe SSDはどれほどの書き込み速度を有するのでしょうか。そのリザルトがこちら。
Crucial T700 2TB (ES) 書き込みベンチマーク
Crucial T700 2TBのメーカー公称値は最大11,800MB/sとされており、コンシューマー向けNVMe SSDとしては現時点で最速の書き込み速度を誇ります。
実際の速度もキャッシュが効いている間は公称値どおりに11,800MB/s前後を保っており、他社製品と比べて頭一つ抜けています。ただし、キャッシュが効くのは約20秒ほどで、最速で書き込みできるのは230GB前後までとなります。
キャッシュが切れたあとは3,700MB/sほどで書き込み続けられますが、400秒時点、合計約1.6TB書き込んだ時点でさらに速度が低下し、1,700MB/s前後の書き込み速度となります。
通常使用においては230GBものキャッシュがあれば十分なため、非常に快適にお使いいただけるでしょう。また、キャッシュが切れてもほとんどの間は3,700MB/sで、最悪の場合でも1,700MB/sで書き込み続けられるため、高画質で動画を録画するような使い方でも問題ないでしょう。
一例ですが、Dxtory Video Codecを使用してゲームプレイをAVI形式で超高画質録画する場合、以下の転送速度が必要になります。
- 4K: 60fps → 1,440MB/s前後 | 30fps → 720MB/s前後
- 1080p: 120fps → 720MB/s前後 | 60fps → 360MB/s前後
なお、上記のリザルトはあくまでもエンジニアリングサンプル版のため、製品版では若干異なってくる可能性があることはご留意ください。Crucial T700は、2023年6月末までに発売が予定されています。