Core Ultra 9 285KのiGPU性能が侮れない!?dGPUのGeForce GTX 1050 Tiと同等のTime Spyスコア。そのゲーム性能は
Intel Core Ultra 200SシリーズデスクトップCPU (コードネーム: Arrow Lake)のiGPU性能がかなり上がっている模様です。そのiGPU性能が以下。
Core Ultra 9 285K | Time Spy 2288
YouTubeチャンネルのETA PRIMEによると、Core Ultra 9 285Kの3DMark Time Spyスコア(Graphics score)は2288ポイント。
このスコアがどれほどのものかと申しますと、
GPU | Time Spy |
GTX 1060 デスクトップカード | 4100前後 |
GTX 1650 デスクトップカード | 3400前後 |
Core Ultra 7 155H Arc iGPU | 3077 |
Radeon 780M 12CU RDNA 3 iGPU | 2791 (54W) 2486 (25W) |
GTX 1050 Ti デスクトップカード | 2300前後 |
Core Ultra 9 285K iGPU 4 Xeコア 2GHz | 2288 |
dGPUとなるGeForce GTX 1050 Tiとほぼ同等のスコアとなります。
Core Ultra 9 285KはAMDでいうところのAPUではありません。こう言っては何ですが、Core Ultra 9 285KにおけるiGPUはオマケ程度のものであり、dGPUを必要としない人向けの最低限のグラフィックス機能です。
にもかかわらず、Time SpyにおいてはGeForce GTX 1050 Tiと同等クラスの3D性能にまで進化しています。もちろん、iGPU性能に特化した同社のCore Ultra 7 155HのArc iGPUやAMD Radeon 780Mよりは低スコアですが、それでもオマケ程度のiGPUでこの進化は感慨深いものがあります。
ETA PRIMEによると、実ゲームにおいては以下のようなフレームレートで遊べるとのことです。
▼Core Ultra 9 285K iGPUゲーム性能 (※解像度はすべて1080p)
- DOOM Eternal: Avg 68 fps
- 中画質 /ダイナミックスケール: オン
- OG SKYRIM: Avg 60 fps
- 中画質
- ラチェット&クランク: Avg 42 fps、FSR Frame Genオンで60 fps 以上
- 中画質
- Shadow of the Tomb Raider: Avg 40 fps
- 中画質、XeSS Performance
- Fallout 4: Avg 60 fps
- 中画質
- オーバーウォッチ2: Avg 120 fps
- 中・低ミックス画質
- Spider-Man Remastered: Avg 40 fps、FSR Frame Genオンで60 fps 以上
- 中画質
- サイバーパンク2077: Avg 42 fps
- 低画質、XeSS Performance
以下、余談ですが、Core Ultra 7 265KもCore Ultra 9 285Kと同じ4Xeコア / 最大2GHzです。
Core Ultra 200SシリーズデスクトップCPU スペック
Time Spyにおいては、Core Ultra 7 265KもCore Ultra 9 285Kと同等のGraphics scoreとなるでしょう。Core Ultra 5 245Kも同じ4Xeコアですが、こちらはクロックが100MHz低く、最大1.9GHzとなっています。