Arrow Lake最上位Core Ultra 9 285KがGeekbenchに掲載。コンシューマー向けCPUとしては現時点で最速
Intel Core Ultra 200シリーズ『Arrow Lake』デスクトップCPUの最上位モデルとされるCore Ultra 9 285Kのベンチマーク結果がGeekbenchに掲載されました。そのリザルトがこちら。
Core Ultra 9 285K: Geekbench シングル3449 マルチ23024
Core Ultra 9 285Kのスペックは、8P-Core 16E-Core。Arrow LakeデスクトップCPUにはハイパースレッディングが搭載されていないため、コア・スレッド数は24C24Tとなります。
動作クロックは、ベースクロックが3.7GHz。ターボクロックは5.5GHzと記されていますが、内部データのクロック推移は5698MHzまで上がっていることから、おそらくは最大ターボ5.7GHz。この動作クロックはこれまでのリークと一致しています。
- Core Ultra 9 285K (リークに基づくスペック)
8P16E 24C24T / ベース: P3.7 E3.2 / ターボ: P5.7 E4.6 / TDP125W
そしてそのベンチマークスコアは、シングルが3449ポイント、マルチが23024ポイント。第14世代CoreやRyzen 9 9950Xとの比較が以下。
Geekbench 6 | シングル | マルチ |
Core Ultra 9 285K ベース3.7ターボ5.7 8P16E 24C24T | 3449 | 23024 |
Core i9-14900KS ベース3.2ターボ6.2 8P16E 24C32T | 3189 | 21890 |
Ryzen 9 9950X ベース4.3ターボ5.7 16C32T | 3335 | 21797 |
Core i9-14900K ベース3.2ターボ6.0 8P16E 24C32T | 3084 | 20753 |
Core Ultra 9 285Kのスコアは、前世代のCore i9-14900KSよりもシングルが8.1%、マルチが5.1%高くなっています。Ryzen 9 9950X比でもシングルが3.4%、マルチが5.6%高く、現状、Geekbenchにおけるコンシューマー向けCPUとしては最速の性能を有しています。
なお、上記リザルトが最終的な製品版かどうかは定かではないことはご留意ください。ES / QS版の可能性や、まだ最適化が済んでいない可能性があります。もしそうであれば、製品版ではさらなるパフォーマンスの向上が期待できるでしょう。
Core Ultra 200シリーズ『Arrow Lake』デスクトップCPUは、2024年10月10日の発表と噂されています。