Core Ultra 7 265KFがGeekbenchに掲載。前世代からどれくらい向上した?

CPU

Core Ultra 7 265KF

Intel Core Ultra 200シリーズArrow LakeデスクトップCPUとなるCore Ultra 7 265KFのベンチマーク結果がGeekbenchに掲載されました。

Core Ultra 7 265KF: Geekbench シングル3219 マルチ19433
Core Ultra 7 265KF: Geekbench シングル3219 マルチ19433

Core Ultra 7 265KFのコア数は8P-Core 12-E-Core。Arrow LakeデスクトップCPUにはハイパースレッディングが搭載されておらず、20C20Tとなります。動作クロックは、ベースクロックが3.9GHz、ターボクロックが5.5GHz。

Geekbench 6.3.0でのベンチマーク結果は、シングルスレッドが3219ポイント、マルチスレッドが19433ポイント。前世代のCore i7モデルとの比較が以下。

Geekbench 6シングルマルチ
Core Ultra 7 265KF
ベース3.8ターボ5.5
8P12E 20C20T
321919433
Core i7-14700K
ベース3.4ターボ5.6
8P12E 20C28T
294819220

Core Ultra 7 265KFは、前世代のCore i7-14700Kよりも9.1%高いシングル性能となっています。一方、マルチ性能はほとんど変わらず、1.1%の向上に留まっています。

ハイパースレッディングなしで20C28TのCore i7-14700Kに匹敵するマルチ性能を有しているのは素晴らしいとは思いますが、「ハイパースレッディングがあればもっと高スコアだったのでは……」と思わずにはいられません。

なお、上記リザルトが最終的な製品版かどうかは定かではありません。ES / QS版の可能性や、まだ最適化が完全済んでいない可能性があります。参考程度に見ておいてください。

ArrowLake

Posted by にっち