数百個ものCore i9-13900KとCore i9-14900Kをテスト。安定動作する確率は低い
数百個ものCore i9-13900KとCore i9-14900Kをテストしたというユーザーが現れました。海外メディアのWCCF TECHが報じました。
昨今、Intelの第13世代および第14世代CPUが不安定になるという不具合が報告されており、問題となっている。(※筆者注: 不具合の詳細は『Intel、第13~14世代CPUが破損・劣化する不具合について、調査の途中経過を発表』をご覧ください) 中国フォーラムのChiphellに、過去2年間で数百ものIntel Core i9-13900KとCore i9-14900Kをテストしたというユーザーが現れた。以下はそのユーザーが今年購入したCPUの一部のスクリーンショットだ。 kmdkaiという名前のこのユーザーは、数十台のマシンを備えたスタジオのオーナーで、時折マシンを販売することもあるため必要に応じてCPUを購入しているという。 kmdkai氏は購入したCPUの安定性を確認するために、さまざまな生産性ソフトウェア(MATLAB、VC、VS、大規模オフィスのバッチ処理など)を使用してテストを行っている。テストの通過条件は、生産性ソフトウェアを1週間連続で実行してもハングアップやクラッシュ、再起動が発生せず、エラーも発生しないことだ。 これまでにマザーボードのデフォルト設定(Intel準拠ではなくマザーボードメーカーのデフォルト)でCore i9-13900KとCore i9-14900Kの安定性を確認した結果は以下のようになった。 ▼マザーボードのデフォルト設定(ASUS Z690またはZ790、ALL AUTO & 253W)
Core i9-13900Kが安定する確率は40~50%で、仮に10個購入すれば4~5個しか安定しない。Core i9-14900Kが安定する確率はわずか20%で10個購入すれば2個しか安定しない。 kmdkai氏はテストに通らなかったCPUを中古品として再販しているという。 Zdnet Koreaがあるメーカーから得た情報によると、Intelもマザーボードメーカーもまだ不具合の原因を特定できていないが、Intelは不具合に関する正式発表を2024年5月15日頃に行う見込みだという。 |
Intelからの発表が待たれます。