Core i9-12900K、E-Coreのみのゲームベンチマーク
Intel第12世代となるAlder Lake-S Core 12000シリーズは、Armでいうところのbig.LITTLE構成が採用されており、高効率コアのP-Coreと省電力コアのE-Coreが共存します。
では、Core i9-12900K環境において、P-Coreを無効化してE-Coreオンリーにしたらゲームパフォーマンスはいったいどうなるでしょうか。その結果がこちら!
Core i9-12900K E-Coreゲームベンチマーク
テストシステム
テストシステム | |
CPU | Core i9-12900K Intel default power limits (PL1=PL2=241W) |
マザー | ASUS Z690 Maximus Hero / BIOS 0702 |
GPU | EVGA GeForce RTX 3080 FTW3 Ultra |
DDR5メモリ | G.SKILL Trident Z5 RGB DDR5-6000 16GB x2 36-36-36-76 1T / Gear 2 |
CPUクーラー | Arctic Liquid Freezer II 360 mm |
10タイトルゲームベンチマーク
緑: E-Coreオンリー
青: P-Coreオンリー、HT無効、クロックはE-Coreと同じに設定
赤: デフォルト(P-Core / E-Core両方有効、定格クロック)
備考: BIOS/UEFIの設定では最低1つのP-Coreを有効にする必要があるため、OS上からP-Coreを使用しないように設定
(Source: TECH POWER UP)
ある程度予想はついていたことですが、多くのゲームタイトルでCPUボトルネックによりフレームレートが伸び悩んでいます。バトルフィールドVやファークライ5、Metro ExodusなどではCPUの影響が顕著に現れており、デフォルトと比較して50fps以上もの差があります。
しかし、上記ゲームタイトルにおいては全て60fps以上出ているため、E-Coreオンリーでも十分にプレイアブルなフレームレートでお楽しみいただけます。もし仮に、0P-Core / 8E-Coreといった安価な省電力重視のプロセッサーが登場すれば、60~144fpsをターゲットにしたライト層の需要を満たしてくれそうです。