SSDへのTrimがまったく行われない場合がある
環境によってはSSDへのTrim(トリム)がまったく行われない場合があります。当サイトに寄せられた情報をご紹介いたします。
▼OSが発行するTrimコマンドが条件によっては永久に発行されない可能性がある タスクスケジューラで設定しているdefragが『\Microsoft\Windows\Defrag\ScheduledDefrag』にありますが、これの『条件』を見ると
となっています。この条件だとLaptopの場合
条件が悪いと殆ど発行されないか全くされない状態になる可能性があります。 ▼SanDisk / WDのツール『Dashboard』(ダッシュボード)にてTrim発行の設定を行っても条件によっては永久に発行されない可能性がある Dashboardの設定で『パフォーマンス』 → 『最適化』 → 『Trim』で実行間隔を設定でOSの タスクスケジューラに『WesternDigital_SSD_TRIM_******X*****』(ストレージ 毎)が設定されます。この条件を確認すると
これはOS発行時と同じ。設定を確認すると、『スケジュールされた時刻にタスクを開始できなかった場合、すぐにタスクを実行する』にチェックが入っていません。 これだと指定時刻に起動していない場合(条件:タスクを実行するために『スリープを解除する』にもチェックが入っていない)は次回起動時にも再実行されない。 条件が悪いと殆ど発行されないか全くされない状態になる可能性があります。 |
上記のように、特定の条件下ではTrimが行われない可能性があります。もし、該当する環境で、気になる場合はコマンドプロンプト(管理者として実行)から『defrag /C /L』と入力してエンターを押すことで、手動でPC上の全SSDドライブにTrimを実行することができます。
気になる方は適宜実行してみるのもいいかもしれません。