Chrome 117から拡張機能の安全確認を導入。マルウェアが見つかった場合などに警告が表示されるように
Googleは、Google Chrome バージョン117から拡張機能の安全確認(Safety check)を導入することを発表しました。
Chrome 117からは、インストールした拡張機能がChromeウェブストアから削除された場合、以下の3つのいずれかに該当すると警告が表示されるようになります。
- 開発者によって非公開になった場合
- Chromeウェブストアのポリシー違反で削除された場合
- マルウェアとしてマークされた場合
警告は、Chrome右上の3点ボタン『︙』 → 『設定』 → 『プライバシーとセキュリティ』 → 『安全確認』(Safety check)に表示されます。
警告が表示されたら『Review』ボタンを押すと、当該拡張機能が表示されて、削除するか、インストールしたままにして警告を非表示にするかを選択できます。
なお、マルウェアとしてマークされた拡張機能は自動的に無効になります。
この機能はChrome 117で有効化されますが、すでにChrome 116で実装されていて試すことができます。機能を有効にする手順は以下。
- アドレスバーに『chrome://flags/#safety-check-extensions』と入力(コピー&ペースト)してエンター
- 『Extensions Module in Safety Check』を『Enabled』にして、『Relaunch』をクリック
これで本機能が有効になります。Chrome 117を待たずに有効にしたい方はお試しください。