2018年1月5日からWindowsUpdateなど配信されているCPUの脆弱性を修正する更新プログラムを適用すると、一部のAMD CPU環境でOSが起動できなくなる不具合が見つかりました。そのため、現時点で該当するAMD CPUを使用している環境には、下記の更新プログラムの配信を一時停止するとMicrosoftは発表しました。
- < Windows7 >
KB4056897 (セキュリティのみの品質更新プログラム)
KB4056894 (セキュリティマンスリー品質ロールアップ)
< Windows8.1 >
KB4056898 (セキュリティのみの品質更新プログラム)
KB4056895 (セキュリティマンスリー品質ロールアップ)
< Windows10 >
KB4056892 (v1709 Fall Creators Update用)
KB4056891 (v1703 Creators Update用)
KB4056890 (v1607 Anniversary Update用)
KB4056888 (v1511)
KB4056893 (v1507)
MSカタログでのみ公開されている『セキュリティのみの品質更新プログラム』をどうやって該当するAMD CPU環境に配信停止するのかと、突っ込みどころのある内容ですが、とりあえず2018年1月5日以降に配信されたパッチ全てが対象となっている模様です。
なお、具体的なCPU名はMicrosoftから案内されていません。MSフォーラムのユーザ報告によると、Athlon 64 X2 6000+やAthlon 64 X2 5200+、Sempron 3200+などでこの現象が発生しているとのことです。
2018/1/15追記
上記問題に対処したWindows7 / 8.1用更新プログラムが公開されました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。
2018/1/18追記
Windows10用更新プログラムも公開されました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。