Win10チューニング,Windows

前回のあらすじ。


Windows10ではマルチモニタ時、四隅にマウスが停止する部分が存在していた。この問題はWindows8にも存在していたが、MouseCornerClipLengthのレジストリを書き換えるだけで対処が可能だった。

しかし、Windows10ではMouseCornerClipLengthのレジストリが無効化されており、マルチモニタ時に一時停止を強制される結果となった。

この報告を受けてMicrosoftは2015/03/31に「我々はこの問題を認識しています」と述べたが、約1年経った今も修正されてはいなかった。

マルチモニタユーザは絶望していた。

「一体どうすればいいんだ…」 「もうダメだ…」

誰もが諦めていたそのとき―――、一筋の希望が舞い降りた…!!


はい。

久しぶりに情報を追ってみたら対処方法が出ておりました。MSがまったく修正をしないことに業を煮やしたユーザが、引っ掛かりを無効化させるプログラムを作ったようです。無効化させたい人は下記アドレスからダウンロードしてどうぞ。

Non Stick Mouse in corners of Windows 10

http://www.jawfin.net/?page_id=143

Windows10環境が無いため、使っていないので詳しくは分かりませんが、ざっと見た限りではOSを書き換える系ではなく、常駐プログラムのようです。

常時、引っ掛かりを無効にしたい人は、スタートアップにショートカットを入れて、OS起動時にこのプログラムも起動させるようにしておくと良いでしょう。

VirusTotalに掛けたら2件引っ掛かりましたが、誤検出かと思われます。気になる人はDelphiのソースコードも公開されているので、確認してみると良いでしょう。ちなみに自分にはサッパリわかりまてん。

つーか、MSはOSレベルで有効/無効の切り替えを出来るようにする気が無いんですかね。この強制引っ掛かり、割と糞だと思うんですけど。「認識しているとは言ったが直すとは言っていない」こうですか。

関連記事
【Win10】 マルチモニタ環境の人はWindows10にする前にご注意

Windows,WindowsUpdate

2016/03/02にWindowsUpdateにいくつかパッチが配信されました。

まず、KB2952664(Win7用)とKB2976978(Win8.1用)ですが、いつものWin10関連の糞パッチにつきインストールする必要はありません。ほんとしつこい。Win10にアップグレード予定の方はお好きにどうぞ。

次にKB3138612(Win7用)とKB3138615(Win8.1用)ですが、こちらはWindowsUpdateクライアントの更新になります。セキュリティ関連ではないため、特に問題なくWindowsUpdateクライアントを使えているのであれば、わざわざ入れる必要は無いでしょう。また、例により、Win10絡みが付加されたままだと思われます。

KB3138612とKB3138615は「Win10にアプグレしたくない人は入れなくても良いとほぼ言い切れる暫定追加リスト」入りとします。

一応、KB3138612とKB3138615の詳細も見ていきましょうか。

KB3138612 (Win7用WindowsUpdateクライアント)
この更新プログラムには、Windows 7 SP1 および Windows Server 2008 R2 の SP1 で Windows の更新のクライアントにいくつかの機能強化が含まれています。

一体どういう機能が強化されているんでしょうね。この記述のみでその他の詳細は不明となっております。現状、問題なくWindowsUpdateが使えている人はわざわざ入れる必要もないでしょう。

KB3138615 (Win8.1用WindowsUpdateクライアント)
Windows の更新プログラムはことがありますコンピューターを再起動しない「スケジュールされた時刻を常に自動的に再起動」ポリシーが設定されている場合に期待どおりにします。

日本語でおk。スケジュールがバグっていた問題の修正っすかね。どの段階のWindowsUpdateクライアントでスケジュールがバグる問題が発生したのかはわかりませんが、そういったバグに悩まされていない人はわざわざ入れる必要もないでしょう。

関連記事
【Win】 WindowsUpdateで入れなくても良いKBリスト

Windows

サービスにあるSoftware Protection(以下、sppsvc)はOSライセンス関連のプログラムで、説明を見ると

Windows と Windows アプリケーションのデジタル ライセンスのダウンロード、インストール、および実施を有効にします。このサービスを無効にした場合、オペレーティング システムおよびライセンスされたアプリケーションは、通知モードで実行される可能性があります。ソフトウェア保護サービスを無効にしないことをお勧めします。

と記載されております。

無効にしたら通知モードで実行されるとは中々穏やかではありません。通知モードというのは、壁紙が真っ黒になって、

↑こんな感じに右下に「このWindowsのコピーは正規品ではありません」と表示されます。

各所で「sppsvcを止めてはいけません」という内容は見かけるものの、止めたらどうなるのか、黒画面が表示されてコピー品扱いされるのか、という実例は軽くぐぐってもお目に掛かれませんでした。ということで黒画面を拝もうと無効にして再起動してみました何も起こりませんでした。

うん、そりゃね、すぐには何も起こらないでしょう。ある程度日数が経ったら黒画面になるのかな?と思って日付を1年後の2017/02/28に変えて再起動してみました何も起こりませんでした。

おわり。

う、うーん…

既にライセンス認証済みだとsppsvcは無効にしてても問題ない?ハードウェア構成が大きく変わったらsppsvcが必要になる??わ、わからん…

あと、タスクスケジューラに「SoftwareProtectionPlatform」というsppsvcを起動するタスクがあるのですが、こっちも無効にしています。(こっちはン年前から無効化済み)

sppsvcはライセンス認証前だと必要と思うのですが、ライセンス認証後はどういうタイミングで必要になってくるんだろう…。未解決。(※追記参照)

一応、注意事項ですが、この記事はsppsvcを止めることを推奨するものではありません。やってみたらどうなるか気になったのでやってみただけです。検証OSはWin7Home64bitになります。

sppsvcは通常「自動(遅延開始)」が設定されており、OS起動後、しばらくしたらsppsvc.exeが起動して、特に負荷を掛けることもなく、割と早い内にスッと消えるので悪いプログラムではありません。たぶん。認識が間違っていたら教えてください。

2016/02/28追記
気になったのでsppsvcを無効にしつつ、8時間ほどPCを放置していたら

無事(?)、出ました!でも黒い壁紙にはなりませんでした。そしてsppsvcを開始したら即消えました。

結論、sppsvcを無効にしたら割と早いうちにコピー品扱いされる。無効にしちゃダメ。

日付を変えただけだと表示されなかったけど、何が起因しているんだろう。

Win10チューニング,Windows


(画像クリックで拡大)

Win10は使っていないので仕様はあまりよくわからないのですが、上記画像のようにロック画面にMSから広告が配信される場合があるようです。各所の報告によれば、この機能は無効化出来るそうです。

OSをインストールしたら不要なものは即無効&削除する勢ならとっくに対処済みかと思いますが、たぶん、そこまでしっかりチューニングをする人の方が少数派かと思います。

スタートメニューに広告が入るといった予兆はありましたが、何故、MSは既存のWin7/8.1ユーザにしつこいほどWin10をプッシュするのか、その片鱗が徐々に姿を見せてきていますね。

スタートメニューの広告も「無効にできるから問題ない」という意見を見かけて、今回も「無効にできるから問題ない」という意見をソース元のコメントで見かけましたが、これから一体どれだけ「無効にできるから問題ない」操作をすることになるんでしょうね。

ソース
PC Perspective
Lock Screen Ads Apparently Come to Windows 10

一応、無効化の仕方も載せておきます。英語版Windows10ですが、画像なのできっと分かるかと思います。

Windows,WindowsUpdate

前回、MSがKB3035583を更新したと書きましたが、2016/02/26にWindowsUpdateに来ました。

自分の環境ではオプションで来ていましたが、重要で来ているという報告も見かけました。重要なアドウェアとは、たまげたなぁ。

あまりWindowsに詳しくない人でも、この番号を覚えてしまっている人もいるのではないでしょうか。何度目になるか分かりませんが、一応説明しておきますと、Win10アプグレ関連のゴミパッチです。Win10にする気の無い人は非表示にしてどうぞ。

関連記事
【Win】 WindowsUpdateで入れなくても良いKBリスト
【アプデ】 Windows Update KB3035583 GWXConfigManager.exeは糞である

Windows,WindowsUpdate


(ソース:https://support.microsoft.com/en-us/kb/894199)

↑米国現地時間で2/23にKB3035583(Win10関連の糞パッチ)の更新があったようです。

管理人のPCで確認したところ、こちらにはまだ届いておりません。近日来るかもしれませんのでお気をつけくださいませ。それにしてもしつこい。そして気持ち悪い。

こうもしつこくアドウェアの配布が行われると、「いつか他のMS製ソフトでもやるんじゃ?」って思われかねないような気がします。管理人は既に思っています。

Officeを使っていたらピョコーンと

こんな広告がOS上にポップアップされるようになったとしても、突っ込みはするけど驚きはしない。

2016/02/26追記

KB3035583、2016/02/26にWindowsUpdateに来ました。

ソース
InfoWorld
'Get Windows 10' nagware patch KB 3035583 suddenly reappears on Win7/8.1 PCs

Windows,WindowsUpdate


(画像クリックで拡大)

↑Win8.1環境で右クリックメニューがこのような表示になるとか。犯人はKB3123862。

ただ、ソースは中国なので、日本語OSでもこうなるのかは分かりません。もし、このような症状が出た人で、Win10にする気のない人はKB3123862なんていうゴミパッチは窓から投げ捨てましょう。

関連記事
【アプデ】 KB3123862が配信。Win10にアプグレしたくない人には不要

ソース
cnBeta.com
Windows 8.1的KB3123862更新造成开始屏幕右键菜单显示异常

CPU,Windows

されるようです。ソースは下記の海外記事。

ソース
Tech Worm
Microsoft is killing Skylake support for Windows 7 systems but Windows Server will live on

で、いずれにしてもWin7でも8.1でもセキュリティアップデートは降ってくるし問題無いんじゃ、と思っていたのですが、再度調べてみたらどうやらそうではないっぽいご様子。



(ソース:マイクロソフト、今後の新CPUでは最新Windowsのみサポート)


えっと、これってつまり、降ってくるセキュリティアップデートは厳選されるってことっすか…

一体どれくらいが降ってきて降ってこないのか、蓋を開けてみないことには分かりませんが、何とも不安になりますな…。以前の記事で「余計なものが降ってこなくなってSkylake大勝利」と書きましたが、取り下げます。ごめんなさい…

2016/03/22追記
Skylakeのセキュリティアップデートについての続報書きました。

Windows,WindowsUpdate

2016/2/17にWindows8.1向けのパッチが13個配信されました。ざっと見た限り、Windows10へのアップグレード関連のパッチは無い模様。

マニアックなパッチが多く、必要かどうかの判断は難しい気がします。ただ、全部オプションで、セキュリティパッチはありません。現状、特に問題が無いようであれば、スルーして良さそうなパッチが多めですが、入れるかどうかの判断はお任せいたします。

もしかしたら「そういやこの問題、うちにもあったなぁ」というのがあるかもしれませんので、ピンと来たパッチはMSページで詳細を見た方が良いかもしれません。

以下、ざっくりまとめになります。

Windows,WindowsUpdate

される現象が発生し、海外で話題になっている模様。pdfの読み込みがAdobe ReaderからEdgeに変更されたり、その他、デフォルトのアプリに戻されたり。

自分はWin10を使っていないので詳しくは分かりませんが、下記のお方のツイートが回避(復旧?)の参考になるかもしれません。


https://twitter.com/junhiyoh/status/698078272941215744
https://twitter.com/junhiyoh/status/698078952695271424
https://twitter.com/junhiyoh/status/698079657539670016
<↑訂正有>
誤:画像系ppX43hnxtbyyps62jhe9sqpdzxzn1790zetc
正:画像系AppX43hnxtbyyps62jhe9sqpdzxzn1790zetc

https://twitter.com/junhiyoh/status/698079855632515072
https://twitter.com/junhiyoh/status/698080427102203904
https://twitter.com/junhiyoh/status/698081120751976448
https://twitter.com/junhiyoh/status/698081387010654208
https://twitter.com/junhiyoh/status/698082011928354816
https://twitter.com/junhiyoh/status/698082529434206208
https://twitter.com/junhiyoh/status/698082801472532480
https://twitter.com/junhiyoh/status/698083198094352384
https://twitter.com/junhiyoh/status/698083787960287232
https://twitter.com/junhiyoh/status/698084184376549377


割と面倒くさそうです。

ところで、アップデートしたら設定を初期状態に戻す仕様についてですが、MSは度々やらかします。

関連記事
【Win】 悲報 Win10へのアプグレ抑止レジストリをMSが故意に初期化する
【Win10】 Windows10TH2へのアップデート問題
【Win】 Windows Media Playerとさよならしよう

迷惑なのでやめてほしいっすね…

Windows,WindowsUpdate

2016/02/17にWindowsUpdateのオプションに2件のアップデートが来ています。詳細を見ていきましょう。

KB3118401
ユニバーサルCのランタイム。ユニバーサルCで書かれたソフトを使い人はどうぞ。自分の環境では今のところ使うことがないのでスルー。

KB3121255
下記の修正。

<問題1>
Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2008 R2 SP1 でコンピューターがクラッシュし"0x00000024"の停止エラーが表示されます。

<問題2>
Windows Server2012で読み取り専用ボリューム上のファイルをコピーし、COPY_FILE_NO_BUFFERINGオプションとCopyFile関数を呼び出すと、PIデータ・サーバのボリュームシャドウコピーサービス(VSS)バックアップは、"ERROR_INVALID_PARAMETER"エラーメッセージで失敗します。

Windows Server向け?説明を見てもいまいちよく分かりませんが、上記エラーに悩まされている人向けでしょうか。自分の環境ではエラーに悩んでいないのでこちらもスルー。

追記
この記事はWindows7向けになります。Windows8.1向けはこちらへどうぞ。

Windows,WindowsUpdate

Win10関連のパッチのKB2952664/KB2976978の挙動について、ネット上の情報や、メッセージから情報提供いただきましたプチまとめです。

勝手にインストールされたり、アンインストールが不可能になる明確な原因は未だに分かりませんが、何かしらのヒントになりましたら幸いです。

KB2952664 (Win7用)
・常に非表示していたにも関わらず2016/2/10の日付でインストールされていた。
・チェックを外して非表示にしているにも関わらず、2月度のアップデート後に混入確認。
・24時間稼動のPCにいつの間にかインストールされていた。WU時のみ稼動させているサブPCには未混入。いずれも2016年2月度のアップデートを行っていない状態。

備考:KB2952664は1回のアンインストールでは消えない場合があります。そのときはしつこく(数回~数十回)アンインストールを繰り返し、一覧に表示されなくなったあとに再起動をすれば削除可能。

KB2976978 (Win8.1用)
・アンインストールの選択が出来なくなっていた。
・一度はアンインストールが可能なものの、二度目以降、アンインストールの選択が不可能に。
・アンインストールが不可能になるとコマンドプロンプトからwusaで行っても超速で終了し、コマンド自体がスキップされているような現象になる。
・選択していないにも関わらず2/9に勝手にインストール。2/12にアンインストール後、インストール済み一覧にKB2976978は無し。
・2月度のアップデートの内、KB3126041のみ適用していない状態で、この時点ではKB2976978の侵入形跡は無し。2/14にKB3126041をインストール、再起動後、KB2976978の混入確認。アンインストールが可能だったため、アンインストール。その後、インストール済み一覧にKB2976978は無し。
・二度目のアンインストールが不可能だったため、システムの復元から2/10以前に戻したものの、やはり二度目のアンインストールは不可能。

備考:KB2976978はアンインストール出来ない場合もあれば、アンインストール出来る場合もあるようです。アンインストール後、一覧に表示されなければ成功のようですが、一覧に表示された場合、そこでアンインストールの選択が出来なくなる模様。選択が出来なくなったあとのアンインストール手段は今のところ不明。

2017/3/27追記
KB2976978は 「MSのサイトから落とせるISOには最初からKB2976978入り」 という理由で消せないことが判明しました。

関連記事
【アプデ】 Win10アプグレ関連のKB2976978、アンインストール自体不可能になる
【アプデ】 KB2952664を入れないようにしても勝手に入る?
【アプデ】 KB2952664/KB2976978のゾンビ化が流行している模様
【アプデ】 Windows Update 2016年2月度 注意事項と各KBメモ

Windows,WindowsUpdate

2月に配信されたKB3114717(Office2013用パッチ)がインストールされた環境で32bit版のWord2013を使うと、CPU負荷が100%まで上昇し、まともにタイピングが出来なくなる場合があるそうです。

報告によると「.docx」を編集時のみこの症状が発生する人もいれば、「.doc」「.docx」の両方で発生する人もいるようです。

この不具合はWindows7、8.1、10で発生し、対処方法はKB3114717のアンインストールになります。同様の不具合にお悩みの方はKB3114717のアンインストールをお試しくださいませ。

ソース
InfoWorld
Office 2013 patch KB 3114717 freezes 32-bit Word 2013 on Win 7, 8.1, 10

Windows,WindowsUpdate



Windows8.1向けのWin10アプグレ関連パッチKB2976978ですが、どうやらアンインストール自体不可能になったようです。

アンインストールの操作項目自体出てこず、wusaでコマンドプロンプトから行っても超速で終了し、コマンド自体がスキップされているような感じだとか。

2017/3/27追記

KB2976978(Win8.1用)はアンインストールをしても最終的に残る場合があります。これはMSのサイトで公開されている『最初からKB2976978入りのWindows8.1 ISO』を使ってWindows8.1をインストールした場合に起こります。