Windows,WindowsUpdate

Microsoftは2018年3月1日にICカードリーダーの不具合を直すKB4091290を公開しましたが、このパッチには新たにSMBサーバーでメモリリークが発生する不具合が含まれていました。

調べてみるとこの新たな不具合は、2018年1月度以降の全てのパッチに含まれていたようで、各KBページに3月になって追記されました。

    KB4056897 2018年1月度セキュリティのみ
    KB4056894 2018年1月度セキュリティマンスリー品質ロールアップ
    KB4057400 2018年1月度マンスリー品質ロールアップのプレビュー
    KB4074587 2018年2月度セキュリティのみ
    KB4074598 2018年2月度セキュリティマンスリー品質ロールアップ
    KB4075211 2018年2月度マンスリー品質ロールアップのプレビュー

上記全てにこの不具合が掲載されているため、SMBサーバーをお使いの方は注意が必要です。

しかし、疑問が残ります。『ロールアップ』は累積されていくため、不具合が修正されるまで継続していきますが、『セキュリティのみ』は累積されないため、連続で発生するということは稀です。

もしかしたら2ヶ月連続で同じ箇所の修正を行って、不具合が継続しているということも考えられますが、そっちよりもICカードリーダーの不具合と同様に記事のコピペミスなんじゃないかと自分は予想しています。コピペミスについては下記の記事をご覧くださいませ。

とりあえず、1月度以降の各WU記事の『ロールアップ』にはSMBサーバーでメモリリークが発生する旨を掲載いたしましたが、『セキュリティのみ』への掲載は見送っています。

Windows,WindowsUpdate

この記事はMicrosoft Updateカタログ産『セキュリティのみ』のパッチを利用していて、普段からMicrosoftのKB説明ページを見ている人向けの内容です。見ていない人は特に気にする必要はありません。

2018年1月~2月度の『ロールアップ』でICカードリーダーが正常に使用できない不具合が発生しており、Microsoftはこの不具合の回避策として修正パッチとなるKB4091290を適用するか、『ロールアップ』をアンインストールして『セキュリティのみ』を適用するなどといった方法を案内しています。

この不具合は、『ロールアップ』に含まれる品質向上プログラムが影響しているため、『セキュリティのみ』の更新プログラムで発生することはありません。

ではここで2018年2月度の『ロールアップ』KB4074598KB4075211、『セキュリティのみ』KB4074587のページを見てみましょう。

全てのページの既知の問題にICカードリーダーの不具合が掲載されており、KB4091290を適用すると直ると案内されています。『セキュリティのみ』にそんな不具合はないため、KB4091290を適用する意味はありません。ましてやKB4091290自体が『ロールアップ』のため、『ロールアップ』を回避して『セキュリティのみ』を適用している人からすれば割と酷い案内になっています。

これは明らかにコピペミスでしょう。『セキュリティのみ』勢はお気をつけくださいませ。

2018/3/13追記
3月10日付けで『セキュリティのみ』KB4074587のページが更新されて、上記のコピペミスが修正されました。

Windows,WindowsUpdate

2018年3月1日、Windows7のWindowsUpdateにKB4091290が配信されました。このパッチは2月度の『セキュリティマンスリー品質ロールアップ』KB4074598および1月度の『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』KB4057400で発生しているICカードリーダーが正常に認識しなくなる不具合を修正します。

ただし、その不具合は修正されますが、新たに別の不具合が追加されます。KB4091290適用すると 「SMBサーバーでメモリリークが発生する場合があります」 とのことです。

以下、KB4091290のザックリ説明&直リンクです。

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更新履歴
① SMBサーバーのメモリリークについて追記。
② メモリに不正アクセスが可能な脆弱性について追記。

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Windows,WindowsUpdate

2018年2月9日、テレメトリパッチのKB2952664(Win7用) / KB2976978(Win8.1用)がWindowsUpdateに配信されました。2015~2016年はWin10化ウイルスのひとつとして機能し、現在では純然たるテレメトリとして機能しています。

この糞パッチは2018年度は2月9日2月14日に配信されており、この短期間で3回目となります。情報をぶっこ抜きたくてたまらないご様子。狂ってんなぁ……。以下、いつも通りの注意喚起なコピペになります。

KB2952664(Win7) / KB2976978(Win8.1)を入れても何も良いことはありません。非表示推奨の紛うことなき糞パッチです。このパッチでシステムの互換診断なんてしても、CPUの無駄遣いで電力を消費されるだけです。 「MSに協力したい!」 って人はご自由にどうぞ。

注意事項として、KB2952664(Win7用)は何回アンインストールしても消えない場合があります。この症状に陥ってしまった場合、数回から多くて数十回、繰り返しアンインストールしないと消えません。アンインストールするには

アンインストール ⇒ 再起動せずにリストを確認 ⇒ あったらまたアンインストール、無くなるまでやる、無くなったら再起動

この手順でお試しくださいませ。あるいはBATファイルで処理するのも手です。

KB2976978(Win8.1用)はアンインストールをしても最終的に残る場合があります。これはMSのサイトで公開されている『最初からKB2976978入りのWindows8.1 ISO』を使ってWindows8.1をインストールした場合に起こります。

関連記事
【Win】 KB2952664絶対殺すマン
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Windows,WindowsUpdate

2018年2月22日にWindows7に配信された.NETの非セキュリティアップデートKB4074805撤回されました。現在、配信は停止されており、Microsoft Updateカタログからも消されました。

このパッチを適用すると、米国で人気の経理ソフト『QuickBooks Desktop US』などが動作しなくなるといった不具合が出ています。

この不具合はKB4074805内のKB4073701(.NET4.6~4.7.1用)が悪さをしており、もし、お使いの環境で何らかの不具合が生じている場合はこのパッチのアンインストールをお試しください。

Win7/8.1には月例の翌週、Win10には月例の翌々週にセキュリティを含まない早期公開版となる各パッチが配信されますが、基本的に人柱仕様と思ってください。セキュリティは含まれていないため、適用しなくてもセキュリティ上の問題はありません。何事もなければ翌月のセキュリティパッチに同梱されます。

MSのために無料で実験台になりたい人以外は、早期公開版となるパッチは適用しないことをおすすめいたします。

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Windows,WindowsUpdate

2018年2月23日、Windows7 / 8.1のWindowsUpdateに非セキュリティアップデートの『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』が配信されました。通常だと月例の翌週となる2月21日に配信されてきますが、先月に続き、今月も配信が遅れています。

先日、.NETのプレビューパッチも遅れて配信されてきましたが、どっちもガバガバスケジュールでのリリースで品質が心配になります。

以下、Windows7 / 8.1向けのザックリ説明になります。結論から先に言ってしまえば、適用しなくても良いです。

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更新履歴
① KB4075211に不具合を追記。再起動中にフリーズする不具合有。
② KB4075211に不具合を追記。SMBサーバーでメモリリークする不具合有。
③ KB4075211にメモリに不正アクセスが可能な脆弱性について追記。
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Windows,WindowsUpdate

2018年2月22日、Windows7 / 8.1のWindowsUpdateに.NETの非セキュリティアップデートが配信されました。通常だと、月例の翌週となる2月21日に配信されてきますが、先月に続き、今月も配信が遅れているようです。

以下、Windows7 / 8.1向けのザックリ説明&直リンクになります。

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更新履歴
① KB4074805が配信停止。詳細記事へのリンクを追記。
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Windows,WindowsUpdate

2018年2月14日に配信されたWindows7 / 8.1用KBのザックリまとめです。この記事は足りないKBや不具合等が見つかった場合に随時更新いたします。

2018年2月9日に再配信されたKB2952664 / KB2976978が月例でもまた来ています。しつこすぎでしょう。このパッチは非表示入り推奨のテレメトリパッチのためお気をつけくださいませ。

以下、2018年2月14日配信分のザックリ説明&ファイルの直リンクになります。(OfficeやSkype等のMS製品類は割愛しています)

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更新履歴
① .NETパッチKB4076492/KB4076494を追記。
② WU産ロールアップパッチKB4074598(Win7用)に不具合を追記。ICカードリーダーが正常に認識しなくなる模様。
③ WU産ロールアップパッチKB4074598(Win7用)に不具合を追記。再起動中にフリーズする不具合有。
④ WU産ロールアップパッチKB4074598(Win7用)に不具合を追記。SMBサーバーでメモリリークする不具合有。
⑤ KB4074587とKB4074598にメモリに不正アクセスが可能な脆弱性について追記。

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Windows,WindowsUpdate

2018年2月9日、テレメトリパッチのKB2952664(Win7用) / KB2976978(Win8.1用)がWindowsUpdateに配信されました。2015~2016年はWin10化ウイルスのひとつとして機能し、現在では純然たるテレメトリとして機能しています。

この糞パッチは2017年度は2月10日2月22日3月8日6月7日11月8日に配信されており、どうしてもユーザのPCから情報を抜きたいMicrosoftが不定期且つそこそこの頻度で配信を続けています。ほんとしつこい。以下、いつも通りの注意喚起なコピペになります。

KB2952664(Win7) / KB2976978(Win8.1)を入れても何も良いことはありません。非表示推奨の紛うことなき糞パッチです。このパッチでシステムの互換診断なんてしても、CPUの無駄遣いで電力を消費されるだけです。 「MSに協力したい!」 って人はご自由にどうぞ。

注意事項として、KB2952664(Win7用)は何回アンインストールしても消えない場合があります。この症状に陥ってしまった場合、数回から多くて数十回、繰り返しアンインストールしないと消えません。アンインストールするには

アンインストール ⇒ 再起動せずにリストを確認 ⇒ あったらまたアンインストール、無くなるまでやる、無くなったら再起動

この手順でお試しくださいませ。あるいはBATファイルで処理するのも手です。

KB2976978(Win8.1用)はアンインストールをしても最終的に残る場合があります。これはMSのサイトで公開されている『最初からKB2976978入りのWindows8.1 ISO』を使ってWindows8.1をインストールした場合に起こります。

関連記事
【Win】 KB2952664絶対殺すマン
【Win】 WindowsUpdateで入れなくても良いKBリスト

Windows,WindowsUpdate

Windows8.1 / 10にFlashアップデートとなるKB4074595が配信されました。先日告知されたゼロデイの脆弱性の修正が入っているため、Flashをお使いの方はサクっと適用しておきましょう。適用はWindowsUpdateから、もしくは下記のMicrosoft Updateカタログ(ファイル直リンク)からどうぞ。

KB4074595 (Windows8.1系用) ファイル直リンク:64bit / 32bit | その他のエディション
Win8.1用Flashのセキュリティアップデート。

KB4074595 (Windows10系用) ファイル: Microsoft Updateカタログ
Win10用Flashのセキュリティアップデート。各バージョンごとのファイルがあるため直リンクは割愛いたします。手動で適用する場合は上記の『Microsoft Updateカタログ』リンクよりお使いのバージョン用ファイルをダウンロードくださいませ。

Windows,ハードウェア全般

前回のあらすじ。Surface Pro 4で液晶の表示が乱れる不具合が発生。Microsoftの対応は絶賛放置中。

そんな致命的な欠陥を抱えているSurface Pro 4ですが、ついに液晶の表示が乱れる原因が判明しました。下記の動画をご覧くださいませ。

おわかりいただけたでしょうか。冷凍庫に入れると表示の乱れがピタリと止んでいます。つまり、Surface Pro 4内のチップが過熱していることが乱れの原因と考えられます。

この欠陥は2017年1月にMSフォーラムで報告されて以降、2018年2月4日時点で『同じことが知りたい』数は1927件にもなっており、非常に多くのユーザがこの欠陥に苦しまされていることが窺えます。

なお、Microsoftはこの欠陥に対して正式な発表と対応は何も行っていません。冒頭でも述べましたが絶賛放置中です。もし、Surfaceシリーズを買おうと思っているなら 「何かあったとき」 のMicrosoftの対応は、こういうサポート体制であることをしっかりと念頭に置いてご検討ください。

2018/5/12追記
Microsoftがやっとこの欠陥を認めました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

Windows


(Source:Malwarebytes)

アンチウイルスソフトMalwarebytesに2018年1月27日(現地時間)のアップデートを適用すると、上記画像のように『MBAMService.exe』が90%以上のCPU使用率になり、多くのメモリを使用するという不具合が出ています。

この問題はその後のアップデートで修正されているため、お困りの方は新しいアップデートの確認と適用で解決します。もし、あまりにもPCが重すぎて上手く動作しない場合は、タスクマネージャから『MBAMService.exe』を終了してMalwarebytesの再起動後に適用をお試しくださいませ。

Windows,WindowsUpdate

2018年1月10日に配信されたWindows7 / 8.1用KBのザックリまとめです。この記事は足りないKBや不具合等が見つかった場合に随時更新いたします。

と言っても、1月5日から随時配信されていたものが1月度になるようです。『セキュリティのみの品質更新プログラム』と『セキュリティマンスリー品質ロールアップ』については下記の記事をご覧くださいませ。

普段からMicrosoft Updateカタログを使用されている方は前者、WindowsUpdateクライアントを使用されている方は後者です。

以下、上記以外で2018年1月10日配信分のザックリ説明&ファイルの直リンクになります。(OfficeやSkype等のMS製品類は割愛しています)

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更新履歴
① .NETパッチWin7用KB4055532/KB4055269、Win8.1用KB4055266/KB4055271を追記。
② Win8.1用KB4033369(.NET 4.7.1)を追記。
③ .NET 4.7.1用言語パックWin7用KB4033339/Win8.1用KB4033417を追記。
④ Win8.1用『Intel - System - 10/3/2017 12:00:00 AM - 11.7.0.1045』を追記。
⑤ KB4055532に不具合を追記。
⑥ KB4055532の不具合について追記。『セキュリティのみ
』は不具合なし。
⑦ KB4055532の不具合について追記。バグ修正版が再配信されました。
⑧ KB4033342の直リンクを修正。.NET4.7.1本体のアドレスが、4.7.1追加パッチ(KB4054852)のアドレスなっていました。インストールしようとしてもできなかったはずです。ごめんなさい。
⑨ KB4074906が配信&追記。

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