RADEON

前回のあらすじ。980Ti STRIXは他社のオリファンと比べると冷えが悪い。
本当にSTRIXは冷えないのか、もしかしたら980Tiだけなのではないか、R9 390ではどうか。ということでサクサクいきましょう。テスト方式は最大負荷をぶっ続けで掛ける系です。

ASUS STRIX R9 390
デフォルト MAX90度 (コアクロック1052)

ファン100% MAX80度 (コアクロック1070)

SAPPHIRE NITRO R9 390> (画像クリックで拡大)
デフォルト MAX71度 (コアクロック1010)

ファン95% MAX62度 (コアクロック1150)

結論、STRIXは他社製オリファンより冷えが悪い。言い切っていいと思います。せっかく基板の自動製造で付加価値を高めているんですから、クーラーにも力を入れて欲しいですね…

一応フォローしておくと、STRIX390のテストをしたGECID.comいわく
「ノイズはしばらく主観平均以下だったと普段使いに快適でした」
とのことです日本語でおk。元がロシア語なんでさっぱりわからないためGoogle翻訳直訳ですが、ニュアンス的には普段使いでは静かで快適といったところでしょうか。

てかSAPPHIREさん優秀すぎでしょう…

やっぱ史上最強のGPUクーラーを作っているだけありますわ。 (注:クソコラです)

ソース
GECID.com
ASUS STRIX R9 390 (STRIX-R9390-DC3OC-8GD5-GAMING) на AMD Radeon R9 390
Vmodtech
SAPPHIRE NITRO R9 390

RADEON

3行翻訳
FuryのSP数は3584だが、アンロックするツール「CUINFO」を使い3840にすることに成功した。
それに伴い、スコアの向上も見せた。 (画像クリックで拡大)

チュートリアルはこのページを参考にすると良いだろう。

VideoCardz
New tool allows Fiji, Hawaii and Tonga Compute Units unlocking
overclock.net
Activation of cores in Hawaii, Tonga and Fiji (unlockability tester ver 1.6 and atomtool) - Page 6


ぱない。ちなみにFury XのSP数は4096です。

Fury無印3584(Xの87.5%)がFury無印アンロック3840(Xの93.75%)となることで、限りなくXに近い無印が誕生しそうです。

12/13追記
運が良ければ4096SPまでアンロック出来る場合があるようです。

RADEON

比較のあるグラフではありませんのでざっくりな参考程度にどうぞ。
PowerColor Devil R9 370XでOCモデルとなります。

あと、中国語なので何のゲームかわかりまてん… (各画像はクリックで拡大)

RADEON

最初に結論だけ言えば、980Ti>Fury X>Fury無印>980無印、大体こんな感じです。980無印の希望小売価格は499ドル、Fury無印は549ドルとお値段相応の結果になりました。海外価格だとしっかりと良い隙間を狙えていますね。海外価格だと。大切なことなので。

1点気になったのは、FHDだとMinFPSが異様に低かったりするタイトルがいくつかあるところでしょうか。FHDでFPSが出にくいのはFury Xにも見られた傾向ですので、Fiji+HBMはFHDが苦手なのかもしれませんね。

使用されているFury無印はFuryクソコラグランプリでお馴染みのSapphire Tri-X OCモデルになります。それでは各種ベンチマーク画像をどうぞ。ちなみにめっちゃ長いです。2サイトからの引用なので重複タイトルもあります。 (各画像はクリックで拡大)

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RADEON関連の情報を見ていると、たまに目にする「古井戸」という単語。古井戸があるからRADEONを選ぶなんて人も。古井戸ってなんじゃらほいと思いつつも気にしていなかったのですが、ふと調べてみたら「Fluid Motion」なる技術のことで、Fluid=古井戸、と、なるほど。

で、この古井戸、何をするものかと申しますと動画のフレーム補間技術。TVなんかでお馴染みの倍速補完とかああいった類。こういう無理矢理フレームを付け足した補間物って逆に違和感が増すんじゃないの?と食わず嫌いで一切ノータッチだったのですが、気が向いたのでGeForceでも出来ないものかと検索したところ、SVPというソフトで出来るようでサクッとインストール。適当な動画ファイルを再生。

すごかったです(小並感)

食わず嫌いはいけませんね。想像以上に効果がありました。
試してみたい方は↓からどうぞ。

SmoothVideo Project (SVP) - our main project
http://www.svp-team.com/wiki/Download

EXEファイル直リンク
http://www.svp-team.com/files/SVP_3.1.7.exe

でも、これだとSVP+GeForceでもイケるし、RADEONを選択する理由にはならないんじゃ?と思ったら、SVP+GeForceだとBDに対応していないそうで。RADEONならBDがいけるそうで、なるほど。PCで古井戸+BDを楽しんでいる方にとっては、確かにRADEONを選択する理由がありました。

SVPの導入初日にも関わらず、もうSVP無しでの動画視聴は考えられなくなっております。GeForceユーザの方は騙されたと思って是非SVPをお試しくださいませ。

GeForce,RADEON

前回のあらすじ。Fury Xはアイドル時でもうるさいのか。

計3枚のFury Xを用意して、295X2と980Tiを比較したWAVファイルが上がりました。

↓こんな感じのセットアップで録音したところ、

↓こういう結果だったそうです。


(ソース:http://www.pcper.com/reviews/Graphics-Cards/Retail-AMD-Fury-X-Sound-Testing-Pump-Whine-Investigation)

録音したWAVファイルは↓をどうぞ。

比較WAVファイル
比較WAVファイル(+12db)

RADEON

という報告が出ているそうで。問題の動画を見てみましょう。
同じ投稿者による比較をどうぞ。

R9 Fury X (GPU負荷0% / ファン回転25%(デフォルトのアイドル設定))

R9 280X

どうでしょうか。
個体差によるものなのかは不明。比較はありませんが、他にも報告動画が上がっています。
気になる人はリファレンスモデルは避けた方が良さそうですね。

7/2追記
続報書きました。↓をどうぞ。
【GPU】 AMD R9 Fury Xはアイドル時でもうるさい? ② 各種比較

GeForce,RADEON

前回がFHDと4Kでの比較でした。今回はWQHD(2560x1440)での各種ベンチマークになります。それではベンチマーク結果をどうぞ。

GeForce,RADEON

数日前でしょうか、4KではFury Xが980Tiに全勝しているAMD公式ベンチマーク画像が各所で上がりました。

それが↓こちら。

あまりにもうさんくさすぎたために当ブログでは取り扱いませんでした。というか突っ込みどころしかない。他の解像度はどうなの、と。

ということで、やっとFHDでの比較画像が上がってきましたのでどうぞ。

GeForce,RADEON

設定は1440p / DX11 / 8xAA / Ultra / Extremeとなります。 (各画像はクリックで拡大)

Fury X 1050MHz(定格)

Fury X 1120MHz(リファ比+6.7%OC)

こんな具合のようです。

ここで対する980Tiの結果も貼りたいのですが…
980Ti
の1440pの結果が全然HITしませんでした…

いえ、1件だけ、あることにはあったのですが、使用されている980Tiは、OCモデルのEVGA GTX980Ti SUPERCLOCKEDをさらにOCしたもの(リファレンスBoostClock比で+30.7%OC)でした。

さらに、PC環境もそれぞれ違います。Fury Xが4770Kに対して、980Tiは5960X。何が問題かと申しますと、Heavenのベンチマーク結果はメモリ速度にも影響が出てきます

↓こんな感じのように。同環境で左のメモリクロックが1333MHz、右が2400MHz。

Fury XはDDR3のデュアルチャネル環境、980TiはDDR4のクアッドチャネル環境(これがどこまで影響するかはわかりませんが)、さらに980Tiは+30.7%のOC状態、とてもじゃないけど対決にはなりません。
対決にもならず、まったく参考にもならないと思いますが、とりあえず貼っておきます。

980Ti 1406MHz(リファ比+30.7%OC ※リファBoost1076MHz、OCモデルBoost1190MHz)

設定は同じく1440p / DX11 / 8xAA / Ultra / Extremeになります。

追記
Fury Xの各種ベンチ結果が上がってきました。↓をどうぞ。
【GPU】 AMD R9 Fury Xの各種ベンチマーク公開 ① FHD&4K編
【GPU】 AMD R9 Fury Xの各種ベンチマーク公開 ② WQHD編

ソース
SINGAPORE HARDWARE ZONE.COM
[GPU Review] Sapphire AMD r9 Fury X on the rise!
UNIGINE HEAVEN BENCHMARK 4.0 | GTX 980 TI | MAXED SETTINGS | 2560X1440
https://www.youtube.com/watch?v=XWC7JqHjuc8

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380、390X、370、とやってきたので、せっかくなのでR9 390も。
3xxベンチマークシリーズ最終回でございます。

R9 390はGTX970への対抗製品で、米尼最安値はR9 390が329.99ドル、970が296.99ドル。390はVRAM8GBということもあって、お値段的にもNVIDIAに対抗出来ています。

7/11現在、TSUKUMOでの税込最安値がR9 390が50738円、GTX970が41351円と差額9千円ちょい、VRAMを考慮すれば日本価格でも納得出来る範囲ではないでしょうか。

肝心のベンチマークはと申しますと、先に結論を挙げれば970に勝ったり負けたり。VRAMが多く必要なら390、VRAMが多く必要ないなら970、と住み分けが出来ていると思います。

ただ、ゲームタイトルや解像度によって、390のMinFPSが極端に低かったりします。これがドライバの最適化不足かゲーム側の問題か、はたまたベンチマークを取った人の問題かは不明。

ということで以下ベンチマーク画像です。