CPUのOCというと倍率と電圧をいじった設定が実にお手軽且つ簡単に行えます。もっと煮詰めるなら他にも色々と設定項目がありますが、この記事ではパス。
この記事はOC初心者向けの内容になります。OCガチ勢の方や中級者以上の方には釈迦に説法となりますため、果てしなくお時間の無駄にございます。
ストレステストや動画エンコード、CPU使用率がバリバリのゲームなど、高負荷時になるとCPUの電圧が低くなる場合があります。何も問題がなければ良いのですが、もし、電圧が低くなることを起因として不安定な状況になった場合、高負荷時だけお手軽に電圧を盛る設定があります。
タイトルにも出ていますが「CPU Load-Line Calibration」でございます。
この設定項目はマザーボードによって%表記だったり、Level表記だったりと、表記は異なりますが、この部分で高負荷時の電圧を盛れば嘘みたいに安定する場合があります。
注意事項は、高負荷時に電圧が盛られるため、当然温度は上昇いたします。また、「CPU Load-Line Calibration」で高負荷時だけ電圧を盛るより、普通に「CPU Voltage」を上げた方が良い場合もあります。こればっかりはCPUの個体差のため石次第。
これからOCにチャレンジされる方は「高負荷時だけ電圧を盛る設定もある」ということを是非覚えておいていただければ、より安定した環境構築の役に立つかもしれません。
最後に注意事項です。電圧を盛りすぎたりクロックを上げすぎたりすると破損の可能性があります。OCの際は温度に注意しながら(目安として最高負荷時に90度以下を推奨)、電圧とクロックは少しずつ盛って慎重に試していきましょう。また、Skylake世代ではPrime95を回したら破損したという報告もあるため、ストレスソフト選びにもご注意くださいませ。