海外メディアのVideoCardzはライザーケーブルの違いによるGPUベンチマークを公開しました。安物と高級品でどれくらいスコアに影響が出てくるのか。
まずは検証に使用するケーブルがこちら。
GPU-Z 2.2.0が公開されました。今回のバージョンではAdvancedタブにRADEONのメモリタイミングが表示されるようになったり、GT 1030のサポートの追加や各種バグフィックスが含まれています。あと、シングルコアCPUなどの古い環境での起動速度も速くなっているとか。
ダウンロードは下記のリンク先からどうぞ。
TechPowerUp GPU-Z v2.2.0
https://www.techpowerup.com/download/techpowerup-gpu-z/
NVIDIAはVoltaを採用したTesla V100シリーズの新たなランナップを発表しました。SXM2版Tesla V100は2017年5月のGTC 2017で既に発表済みですが、今回はPCIe版のTesla V100となります。
前世代とスペックの比較をしてみると
Tesla V100 (PCIe版) | Tesla P100 (PCIe版) | |
GPU | GV100 | GP100 |
Process | 12 nm | 16 nm |
Die Size | 815 mm² | 610 mm² |
CUDA | 5120 | 3582 |
FP64 | 7 TFLOPS | 4.7 TFLOPS |
FP32 | 14 TFLOPS | 9.3 TFLOPS |
Memory Size | 16 GB | 16 GB |
Memory Interface | 4096-bit HBM2 | 4096-bit HBM2 |
Memory Bandwidth | 900 GB/s | 732 GB/s |
Transistors | 21.1 billion | 15.3 billion |
TDP | 250 W | 250 W |
大幅に性能が向上しています。このPCIe版Tesla V100は2017年中に出荷予定とのこと。PCゲーマー勢にTeslaシリーズは関係ありませんが、Voltaの足音が近づいてきていますね!
(Source:TSMC set to move 7nm to volume production in 2018)
<ザックリ意訳>
TSMCは2018年に7nmプロセスの大量生産を予定しており、2019年にはEUVを利用した7nmプロセスの改良版が量産可能になることを発表した。また、2019年にはモバイルやHPC製品をターゲットにした5nmプロセスのリスク生産も予定していると共同CEOのC.C. Wei氏は述べた。
上記内容がDigiTimesで報じられました。早いものでもう7nmの影が見えてまいりました。
TSMCは2016年1月から 「2017年に7nmの試作、2018年に7nmの生産、2020年には5nmも可能だろう」 と言っていましたが、今回の発表をみるに今のところ順調な感じでしょうか。
2017年4月14日にThermaltakeから最長1mのライザーケーブル『TT Premium PCI-E 3.0 Extender - 1000mm』が発売されます。長すぎくそわろた。市場想定価格は税込13,000円前後。
他にも60cm、30cmモデルも用意されていて、
(Source:Quadro P6000 And P5000 Review / NVIDIA Quadro P6000 & P5000 vs TITAN X & GTX 1080)
Pascal TITAN Xより256CUDA多いフルスペックのGP102を搭載するQuadro P6000でのゲームベンチマークが公開されました。サクッと結果をどうぞ!
GPU-Z1.14.0が公開されました。Pascalカード環境でGPU-Zを長時間起動していると、メモリリークが発生する問題の修正が施されております。
検証等でGPU-Zを長時間起動したままにすることがある人は、アップデートしておいた方が良いかと思われます。また、他にもいくつかのバグ修正とRadeon Pro Duo等のサポートも含まれております。
ダウンロードは↓下記のリンクからどうぞ。
TechPowerUp Releases GPU-Z 1.14.0
https://www.techpowerup.com/228526/techpowerup-gpu-z-1-14-0-released
(Source:Intel Could License AMD Radeon iGPU Tech for Future Processors / Intel Allegedly Taps AMD Over Nvidia For New Graphics Licensing Deal)
<ザックリ意訳>
IntelとAMDがGPU特許に関わるライセンス契約を締結したという噂が出ています。この契約に関する噂の出所は、HardOCPの編集者Kyle Bennettによって報告されました。この噂が本当だとすれば、Intel CPUのiGPUはRADEONブランドになるのか、それともIntel Graphicsブランドのままなのかは定かではありません。
前提として、この噂はいくつかの海外メディアで記事になっておりますが、HardOCPのKyle Bennett氏がどういう人物で、どれだけ信憑性があるのかは自分にはわかりません。また、今のところ証拠もありません。噂ということでひとつ。
ソース元の海外メディアではRADEONが搭載される可能性もあるようなないような表現がされていますが、AMDがそこまで許すかどうかはかなり疑問が残ります。
しかし、もし、Intel CPUにRADEON搭載モデルが加われば、FreeSyncが使えたり色々と夢があっておもしろそうですね。
2017/11/7追記
本当に出ることになりました。詳細は下記の記事へどうぞ!
【CPU/GPU】 Intel、RADEON搭載CPUを発表!!!!夢のタッグキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
前回のあらすじ。GTX970 3.5GB問題裁判の行方は、NVIDIAが970ユーザに30ドルの支払いで決着。で、30ドルを受け取るための案内ページが下記に公開されました。
In re Nvidia GTX 970 Graphics Chip Litigation
https://www.gtx970settlement.com/Home.aspx
タイトルで完結しておりますが、米国居住者のみが対象となるようです。うーん、この…
(ソース:http://wccftech.com/nvidia-settles-gtx-970-3-5-gb-vram-class-action/)
3.5GB問題に関しては今更語ることも無いと思いますが、970ユーザ一人につき30ドルの支払いで裁判が決着した模様。30ドルを受け取るためのプロセスは今のところ不明ですが、手続き方法はそのうち公開されると思います。
どういった形になるか(そもそも日本も対象なのか)はわかりませんが、この金額で手間が掛かるようならサクッとゲームクーポンでもくれた方がうれしいかも。
2016/09/13追記
続報書きました。
DOOMのVulkanパッチがきました。サクッと結果をどうぞ!
ザックリ意訳
<MSIの公式声明>
レビュアー向けサンプルカードも、市販のカードもパフォーマンスに違いはありません。BIOSは市販カードは「ゲームモード」に設定されていますが、レビュアー向けサンプルカードは「OCモード」に設定されています。
これはレビュアーの多くがMSIゲーミングアプリを使用しないためです。MSIゲーミングアプリを使用したときと同等の性能を発揮させるために、レビュアー向けのサンプルカードは「OCモード」をデフォルトにしたBIOSが使われております。
我々はレビュアー向けサンプルカードに使われたGTX1080/1070 GAMING X用のBIOSを公開いたしました。もしあなたがMSIゲーミングアプリを使用せずにOCモードを楽しみたいのであればご利用ください。
MSI GTX 1080 Gaming X
https://www.msi.com/Graphics-card/support/GeForce-GTX-1080-GAMING-X-8G.html#down-bios
MSI GTX 1070 Gaming X
https://www.msi.com/Graphics-card/support/GeForce-GTX-1070-GAMING-X-8G.html#down-bios
(ソース:http://www.techpowerup.com/223571/techpowerup-impact-msi-issues-oc-mode-by-default-bioses)
ただし、このBIOSを適用した時点で製品保証は消えるかもしれません。気になる方は日本国内でご購入の場合はASKへお問い合わせされた方が良いかと思います。
尚、「今後レビュアー向けにOCモードのBIOSは使わない」とは一言も言っていない模様。また、今回公開されたBIOSはGTX1080/1070のみで、過去の製品分に関してはノータッチ、以降の製品について公開されるかも不明です。
メーカーが提供する専用アプリってどれくらいの人が入れているんでしょ。自分は他のソフトと競合したら嫌なので、余計なものは入れたくない派です。
メディア企業が記事にしたレビューは、BIOSやアプリに言及がない場合MSI/ASUS共に「専用アプリ(があれば)を入れて最高パフォーマンス設定にしないと出ない数字」と見ておいた方が良いかもしれません。少なくとも「デフォルトじゃない」よねっていう。
余談ですが、MSIもASUSも専用アプリはLinuxでは動作しないようです。
関連記事
【GPU】 レビュアー向けGPUカードのクロックが高い件、ASUSが声明を発表
【GPU】 悲報 ASUSとMSI、レビュアー向けGPUカードは市販品より高クロック設定のBIOSが使われていた
前回のあらすじ。ASUSとMSIのレビュアー向けGPUカードは、クロックの高いBIOSが使われていた。
この件に関して、ASUSが声明を発表しました。あわせて海外メディアのVideoCardzさんの評価と共にどうぞ。
ザックリ意訳
<ASUSの公式声明>
GTX1080 ROG StrixにはOCが可能なソフトが付属しています。ソフト上から簡単にOCモードを選択することができます。
市販品はデフォルトではゲームモードに設定されておりますが、プレスサンプルはデフォルトでOCモードに設定されています。これは、レビュー記事では主に最大パフォーマンスでレビューされるため、レビュアーの時間や労力を節約させるためです。
我々がメディアに送付したサンプルと、市販品との間に違いはありません。
<VideoCardz.comの評価>
BIOSが違っていても上記の理由をもって、ASUSは今回の件を問題とは見ていないようです。
理論的には大きな問題ではありませんが、しかし、レビュアーがデフォルトがOCモード状態であることを知らなかった場合、わずかではあるものの高速な結果が「市販品のデフォルト」として残る可能性があります。
皆様はASUSの声明にご納得いただけたでしょうか?
(ソース:http://videocardz.com/61171/asus-issues-official-statement-on-boosted-review-samples)
ここで疑問なのは、レビュアーに送付されるものにはしっかりと「市販のものとはBIOSが異なり、デフォルトでOCモードが適用されております。レビューいただく際はご注意ください」と知らされているのかどうか。
おそらくこの件は、これ以上ASUSからの発表はないような気がします。MSIはまだ発表しておりませんが、似たようなことを言って終わるんじゃないでしょうか。
ただ確かなことは、メディア企業が記事にしたASUS(今後こういったことはしないと明言しない限りMSIも)の製品レビューを見る上で「盛られていないか」と警戒するようになりました。
ん…?
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【GPU】 レビュアー向けGPUカードのクロックが高い件、MSIも声明を発表
【GPU】 悲報 ASUSとMSI、レビュアー向けGPUカードは市販品より高クロック設定のBIOSが使われていた
↑ほんのわずかではあるものの、レビュアーに送付したカードは市販のものより高クロック設定されたBIOSが使われていたと話題になっております。
以下、現在確認が取れているGPUのリストになります。
続報
この件に関して、ASUSが公式声明を発表しました。
ソース
TechPowerUp
MSI and ASUS Send VGA Review Samples with Higher Clocks than Retail Cards
(Source:Meet Intel NUC NUC6i7KYK – Skull Canyon Arrives With Thunderbolt 3)
↑Razer Coreを使用して、dGPUが繋げられるらしいものの、それは置いといて、NUC単品でのiGPU性能が気になったので調べてみることに。
搭載されているCPUは「i7 6770HQ」で「Iris Pro Graphics 580」とのこと。Wikipedia先生によると、
i7 5775C Iris Pro Graphics 6200 ⇒ 883G FLOPS
i7 6770HQ Iris Pro Graphics 580 ⇒ 1094G FLOPS
5775Cから約1.25倍、数値上のパフォーマンスアップをしているようです。下記のFireStrikeのベンチ結果を参考に単純計算をしてみると
1772(5775Cのスコア) x 1.25(倍) = 2215
ザックリGT740と同等の性能が出るようです。もちろん単純計算なので、この数値通りにいかない可能性は大です。
ちなみにユーザが多いであろう750/750TiのFireStrikeのベンチ結果は
こんな感じになります。