CPU,メモリ

RYZEN 7 / 5 / 3シリーズではメモリの4枚挿しよりも2枚挿しの方が、より高速なメモリスピードを設定できました。では、THREADRIPPERではどうなのか。速度重視であれば8枚挿しよりも4枚挿しの方が良いのか。答えはYesです。

THREADRIPPERのレビュアーガイドにはこう書き記されています。


(Source:The AMD Ryzen Threadripper 1950X and 1920X Review)

オーバークロックを前提としない場合、4枚挿しでDDR4-2667、8枚挿しでDDR4-2133がサポートされる最大値となっています。速度を重視したい人は、シングルランクDDR4メモリの4枚挿しでやりくりした方が良いでしょう。

CPU


(Source:AMD Threadripper Thermal Paste Application Methods Tested)

海外メディアのGAMERS NEXUSで、THREADRIPPERには↑どういうグリスの塗り方が適しているのかという実験が行われました。結果、

CPU


(Source:AMD Confirms Linux Performance Marginality Problem... / AMD Confirms Ryzen Marginality Performance Issue ...)

RYZENのSEGV問題について少し進展がありました。AMDと直接のやり取りをしているMichael Larabels氏は、AMDに連絡を入れたところ、AMDもSEGV問題の再現を確認し、影響を受けた顧客と協力して解決にあたっているそうです。

また、この問題はTHREADRIPPERとEPYCでは発生せず、RYZEN固有の問題であることも判明しました。この問題の影響を受けるユーザの方は、AMDカスタマーケアに連絡してほしいとのことです。

 AMDカスタマーケア
 http://support.amd.com/en-us/contact/email-form(英語フォーム)
 http://support.amd.com/ja-jp/contact/email-form(日本語フォーム)

連絡した結果、どういう対応になるかはわかりませんが、お困りの方は一報入れてみては如何でしょうか。

< Update 1 >
この問題に大きな進展がありました。詳細は下記の記事へどうぞ。
【CPU】 RYZEN SEGV問題に大きな進展。しかし、根本的な解決方法はCPUの交換のみ

CPU


(Source:14- to 18-Core Processors Available Starting in September)

記事タイトルで完結していますが、IntelはSkylake-Xの12~18コアモデルの発売日を正式に発表しました。12コアモデルのi9-7920X2017年8月28日に発売、14コアモデルのi9-7940Xと16コアモデルのi9-7960X、そして18コアモデルのi9-7980XEの3製品は9月25日に発売が決定しました。

また、上記のスライドショーも同時に公開されました。これは7月末にリークされた内容と一致しています。はたして、この中にソルダリングが採用されているモデルはあるのでしょうか……。

[Skylake-X 10~18コアモデル]

Model
number
Cores
(Threads)
Base clockTurbo Boost
2.0 / 3.0
L3
cache
TDP
Core i9-7980XE18 (36)2.6 GHz4.2 / 4.4 GHz24.75 MB165W
Core i9-7960X16 (32)2.8 GHz4.2 / 4.4 GHz22.00 MB165W
Core i9-7940X14 (28)3.1 GHz4.3 / 4.4 GHz19.25 MB165W
Core i9-7920X12 (24)2.9 GHz4.3 / 4.4 GHz16.50 MB140W
Core i9-7900X10 (20)3.3 GHz4.3 / 4.5 GHz13.75 MB140W

< Update 1 >
余談ですが、PC Gamerによると

Turbo Boost 2.0は上記のような挙動になるそうです。

CPU,マザーボード


(Source:AMD X399 Supports Bootable ... / AMD X399 Platform Lacks ...)

海外メディアのTom's Hardwareによると、X399マザーボードはNVMeのRAIDでのOSブートに対応していないようです。これは特定のマザーボードだけではなく、全てのマザーボードがそういう仕様とのこと。

AMDは 「いずれこの機能を有効にする」 と言ったそうですが、それがいつになるのかは定かではありません。なお、SATAのRAIDはOSブートが可能な模様。

このニュースを見た海外勢からは

「クソッ。X399のために購入したNVMeドライブ2台を使ってRAID 0にしようと思ったのに」

といった悲しみの書き込みも出ています。構成を考える際はお気をつけくださいませ。

2017/9/1追記
AMDがNVMe RAIDでのOSブートに対応を予告しました。詳細は下記の記事へどうぞ。
【マザボ】 AMD、X399でNVMe RAIDでのOSブートに対応を予告

CPU

NoctuaはTHREADRIPPER用空冷CPUクーラーを3種発表しました。

画像左の『NH-U9 TR4-SP3』は92mmファンを採用し、その小ささからPCIeスロットとの干渉は100%起こらず、4Uサイズのラックマウントにも対応しています。

画像真ん中の『NH-U12S TR4-SP3』は120mmファンを採用し、ほとんどのマザーボードのPCIeスロットと干渉は起こらず、高さ158mm、幅125mmと、一般的なタワーケースに対応しています。

画像右の『NH-U14S TR4-SP3』は140mmサイズのファンを搭載し、最高のパフォーマンスを売りにしています。

また、リテンションモジュールのSecuFirm2は、極力干渉を抑えるために

3~6mm、CPUクーラーをマザーボード上部にズラすことが可能となっています。

お値段は

 NH-U9 TR4-SP3 69.9ドル
 NH-U12S TR4-SP3 69.9ドル
 NH-U14S TR4-SP3 79.9ドル

となり、それぞれ2017年8月末に発売予定とのことです。

2017/8/23追記
『Noctua NH-U TR4-SP3』シリーズのベンチマーク記事を書きました。詳細はこちらへどうぞ。

CPU

これまでにSkylake-XXeonなど、ちょこちょこ間違っているけど大体合っている仕様をリークしてきたSweepr氏がCoffee Lake i7-8700Kの仕様をリークしました。それがこちら。

tt

いかがでしょうか。ターボブーストがかなり高いクロックになっています。ただ、あまりにもクロックが高すぎて個人的には眉唾です。

もし、Sweepr氏のリークが本物だったとしたら、割と高いクロックで常用できるかもしれませんね。しかし、現時点ではこれが本物という証拠は何一つないため、噂ということでひとつ。

< Update 1 >
Sweepr氏がi7-8700Kだけでなくi7-8700、i5-8600K、i5-8400もリークしました。

CPU



(Source:RYZEN THREADRIPPER DELIDDING)

2017年5月末に最速でSkylake-Xを割ったder8auer氏ですが、今度は↑THREADRIPPERを割りました。結果、しっかりとソルダリングでした。

個人的に驚いたのはダイの数、4つあるじゃありませんか。16コアということでてっきり2つかと思っていたら、EPYCと同じ構造ですね。PCWorldによると4つある内の2つはヒートスプレッダが曲がらないようにするためのダミーチップで、ただのスペーサーだそうです。

CPU,PCゲーム全般


(Source:Intel Skylake-X: Intel's new six, eight and ten-core CPUs reviewed)

前回のあらすじ。Skylake-X vs Broadwell-Eの定格での3タイトル2解像度ゲームベンチマーク対決はSkylake-Xの5勝1敗。

今回、EurogamerでSkylake-X i7-7820X vs Broadwell-E i7-6900K vs Haswell-E i7-5960X7タイトル同コア同クロックゲームベンチマーク対決が公開されました。

ベンチマークには1800X(4.0GHz)も載っていますが、クロックも違い、一部、新しいデータを取れていないそうでとりあえず載せたオマケ的な感じになっています。ということでサクッと結果をどうぞ!

CPU,マザーボード

GigabyteASUSASRockなどでSkylakeとKaby Lakeのハイパースレッディングの欠陥を修正したBIOSが公開されています。

ザッと見たかぎり、まだBIOSが公開されていないモデルもありますが、Skylake / Kaby Lakeをお使いの方は、一度マザーボードメーカーのページでBIOSが公開されていないか確認してみてはいかがでしょうか。

関連記事
【CPU】 Skylake(-X含む)とKaby Lakeのハイパースレッディングに欠陥が見つかる

CPU,雑記


(Source:So, today I received my new Ryzen 7 1700 CPU I ordered off Amazon.)

海外のRedditユーザsh00ter999氏はAmazon.deが販売・発送するRYZEN 7 1700を注文しましたが、届いた製品は偽物だったと報告しています。CPUをよく見てみると、

CPU

MSIは『GeForce GTX 1080 Ti LIGHTNING X』の国内取り扱いを発表しました。

GeForce GTX 1080 Ti LIGHTNING X』はオーバークロック耐性の高いチップを選別し、14+3+1フェーズの電源回路を搭載した独自の基板を採用することで、より高いオーバークロック設定にも対応できることを売りとしています。


補助電源は8pin x3、出力インターフェイスはDVI-D x1、DisplayPort1.4 x2、HDMI2.0b x2。2017年7月14日発売で市場想定価格は税込123,980円前後とのこと。

以下、スペックシートになります。