なぜかOutlook 2016のセットアップウィザード表示される不具合。新しいOutlookで発生
Microsoftは、新しいOutlook(『Outlook (new)』 / 『New Outlook for Windows』)において、Outlook 2016のセットアップウィザードが表示される不具合が発生していることを発表しました。
不具合概要
Windows11やWindows10など、Windows環境において、予期せずOutlook 2016のセットアップウィザードが表示される場合があります。
この不具合は、新しいOutlook (『Outlook (new)』)を使用している環境で、クラシックOutlook (『Outlook (new)』以前のOutlook)をインストール・設定をしていないと発生する場合があります。この不具合が発生するトリガーは以下。
- MAPIアプリケーションからOutlook経由でメールを送信する場合
- OfficeアプリケーションでOutlookでリンクを共有した場合
- Windowsでファイルを右クリックして『送る』 → 『メール受信者』を選択した場合
この不具合は、新しいOutlookがMAPI統合をサポートしていないために発生します。
対処方法・回避策
新しいOutlookにMAPI統合がサポートされるまで、クラシックOutlookをインストールして設定し、MAPIアプリケーションから送られてくるメールはこっちで使用してください。新しいOutlookもクラシックOutlookも同一PC上で共存できます。
通常はクラシックOutlookを閉じたままにしておき、MAPIアプリケーションから自動的に電子メールを送信できるようにしたい場合は、クラシックOutlookをオンラインモードで実行するように設定する必要があります。オンラインモードで実行するには、キャッシュモードを無効にしてください。詳細は『Exchange キャッシュ モードを有効にする』のページをご覧ください