Blackwell GB202の情報がアップデート。SM数は192基。TSMC N3Eプロセスを採用か
GeForce RTX 5000シリーズのフラッグシップGPUとなるGB202の情報がアップデートされました。YouTubeチャンネルのRedGamingTechが報じました。
情報筋に確認したところ、以前のGB202のSM数に誤りがあった。複数の情報筋から確認したGB202の仕様をまとめると以下になる。 ▼GeForce RTX 5000シリーズ Blackwellアーキテクチャ GB202 GPU
[Source: RedGamingTech] |
以前、RedGamingTechは、GB202は204SM (26112CUDA)になると述べていましたが、これは誤りだったとし、192SM (24576CUDA)へと修正しました。
今回、新しく出てきた情報は2つ。1つはGDDR7メモリに関してで、GPUレベルでは36GBの容量と、36Gbpsの速度に対応するといわれています。しかし、36Gbpsより遅くなる可能性もあるとされており、実際にどうなるかは定かではありません。また、Micronのロードマップでは36GbpsのGDDR7メモリは2026年の投入とされているため、GB202を使用した初期の製品に36GbpsのGDDR7メモリが使用されることはないでしょう。
もう1つはプロセスノード。TSMCの3nmが採用されるという話はつい先日も出ていましたが、RedGamingTechによるとTSMCのN3Eを採用する可能性が高いそうです。
GB202 GPUはGeForce RTX 5090への採用が見込まれています。上記リークとこれまでのリークをまとめたGeForce RTX 5090の暫定スペックは以下。
RTX 5090 | RTX 4090 | |
GPU (1SM=128CUDA) | GB202 (最大192SM) (最大24576CUDA) | AD102 (最大144SM) (最大18432CUDA) |
CUDA | 22528 (仮に16SM無効化) | 16384 (16SM無効化) |
VRAM | GDDR7 24~36GB 384bit 1.5TB/s | GDDR6X 24GB 384bit 1TB/s |
クロック | ~2900MHz | 2520MHz |
L2 | 96~128MB | 72MB |
なお、上記情報は早期のリーク情報のため、今後、さらに変わってくる可能性が高いことはご留意ください。GeForce RTX 5000シリーズは、2025年の発売と噂されています。