グラボのGPUクーラーが重すぎてVRAMが破損の恐れ。長期間のたわみによりはんだが接触不良に。対処方法あり
グラボのGPUクーラーの重さに起因してVRAMが破損する恐れがある模様です。
どういうことかと申しますと、グラボのGPUクーラーが重いとPCB (基板)がたわむ場合があります。
このたわみと長年の経年劣化により、VRAMとPCBとのはんだ付けが取れてしまう場合があるとドイツの修理業者KrisFix-Germanyは述べています。
KrisFix-Germanyによると、GeForce RTX 2080 Tiの場合、PCIeスロットに近い下部のVRAMがもっとも影響を受けやすいとのこと。実際に破損したグラボからVRAMを外してPCBを見てみると、
はんだの接点が変色しており酸化が見られました。この部分の接触が外れていたようで、リボール後は正常に動作するようになりました。
グラボがたわんでいても、すぐにでもこういったことになるわけではありませんが、時間をかけて少しずつダメージが蓄積していき、最終的にはこうなる恐れがあります。もし、たわんだ状態でグラボを使用されている場合はお気をつけください。
この問題を回避する方法は簡単です。いわゆる、突っ張り棒やたわみ防止ブラケット(サポートステイとも呼ばれる)を使用するだけです。
これだけで、グラボのたわみを防ぐことができます。こういったサポートステイは、Amazonで1,000~2,000円ほどの安価で買えるため、グラボを長く使用したい場合は、万が一に備えて取り付けておくことが推奨されます。