ASUS、ぼったくりの修理代金を請求。GeForce RTX 4090の16ピンコネクタの修理代がまさかの金額に
ASUSがぼったくりの修理代金を請求していると話題になっています。
RedditユーザーのMulgoki氏は、ASUS製のGeForce RTX 4090を購入したものの、16ピンコネクタを接続する際にカチッという音が聞こえませんでした。リリースクリップを押して16ピンコネクタを外したところ、グラボ側の16ピンコネクタの爪を引っ掛ける部分が破損していることに気づきました。
コネクタの爪を引っ掛ける部分が破損している
Mulgoki氏は取り付け前に16ピンコネクタの状態を確認していなかったようで、これが自身の過失によるものなのか、それとも最初からこうだったのかは不明です。
いずれにしても、昨今、16ピンコネクタの融解が問題になっているため、Mulgoki氏は念のためASUSに修理に出しました。すると、ASUSから返ってきた修理代金の見積額は、なんと3,758カナダドル(日本円にして約430,000円)でした。Mulgoki氏はこのグラボを2,799カナダドル(約319,000円)で購入しており、製品購入額を大きく超えています。
製品の購入金額は2,799カナダドル
修理代は驚愕の3,758カナダドル
Mulgoki氏はこの金額を到底受け入れることができず、本当にこの金額が正しいのか尋ねました。しかし、ASUSから返ってきた回答は、30％オフの2,631カナダドル(約300,000円)で修理するという提案でした。もちろん、この金額も受け入れることはできず、問題をエスカレートさせる(上層に確認する)よう依頼しました。
すると今度は、「保証の対象外」という以下のメールが届きました。
ASUS Invoice Quotation Supportにお問い合わせいただきありがとうございます。私はAmelia Mと申します。エスカレーションのフィードバックを受け取りご対応させていただきます。お客様の製品の損傷は、最終的にユニットの機能に影響するものであり、弊社の標準保証の対象外となります。GPUの交換をご希望の場合、請求額から30％の割引きが適用されます。 ― ASUS, Amelia M |
当然のように、Mulgoki氏はASUSのこの意味不明なメールに納得できませんでした。
Mulgoki氏は本件についてASUS CEO’s Officeに直接連絡を取りました。翌日、ASUS CEO’s Officeから、製品の在庫がないため全額返金するとの連絡が入り、一応の解決となりました。
ASUSのサポートのあまりにもひどい対応に、Reddit上では「マジでASUSはダメだ」「ASUS製品を購入するならひどいカスタマーサービスに耐える覚悟が必要だ」「私が何年も前にASUS製品の購入をやめたのはサポートがひどいからです」などのコメントが寄せられています。