ASUS、グラボ用給電スロット搭載マザーボードを開発。新規格『GC_HPWR』。補助電源コネクタのないGeForce RTX 4070が登場
ASUSは、補助電源コネクタがないGeForce RTX 4070を発表しました。GeForce RTX 4070の消費電力は200W、しかし、PCIeスロットからは通常75Wまでしか給電できません。残りの125Wをどうやって補うのかというと、なんと、新規格(独自規格)の給電用スロットを開発してマザーボードに搭載しました。
そのスロットがこちら。
ASUS - 給電スロット(GC_HPWR)を搭載したマザーボード
PCIeスロットのさらに右側に、『GC_HPWR』と書かれた小さなスロットがあります。この部分から最大600Wまで給電できるようになっています。
では、このスロットからどうやって給電するのかと申しますと、ASUSは、このスロットに対応したGeForce RTX 4070も合わせて開発しました。
グラボにはPCIeコネクタの右側に、GC_HPWRコネクタも付いています。ここから給電する仕組みとなっています。
これらのマザーボードとグラボを組み合わせると、以下のようなPCが構築できます。
マザーボードは、電源コネクタやSATAコネクタなどを裏側に配置した、いわゆる背面コネクタ設計となっており、GC_HPWR対応グラボと合わせることで各種ケーブルの露出が最小限に抑えられてめちゃくちゃすっきりしています。
海外メディアのWCCF TECHの報道によると、ASUSはこれらの製品のグローバル展開を予定しているそうです。発売日や価格まではまだ明らかにされていません。
なお、『GC_HPWR』はあくまでもマザーボード上に印字された名称で、正式な名称は後日改めて発表が予定されています。