ASUS、NVMe SSD搭載可能なGeForce RTX 4060 Tiを本気で発売か。M.2スロット搭載の変態グラボ、DUAL-RTX4060TI-O8G-SSDなどをEECに登録
ASUSは、NVMe M.2 SSD搭載可能なグラボの発売に向けて動いているようです。
「は? SSD搭載可能なグラボ?」と思われるかもしれませんが、2023年6月末にASUSは文字通りにNVMe M.2 SSDを搭載できるGeForce RTX 4060 Tiのプロトタイプを披露しました。
NVMe M.2 SSD搭載可能なGeForce RTX 4060 Ti DUAL
「なんでグラボにSSDを……?」と思われたことでしょう。筆者も初めてみたときは同じ気持ちでした。
GeForce RTX 4060 TiはPCIe 4.0 x8接続となっており、マザーボードの一番上のx16スロットに取り付けると8レーン余ります。その余ったレーンを有効活用するためにM.2スロットを搭載してSSDが取り付けられるようになっています。どこからどう見ても変態グラボですが、非常に合理的と言わざるを得ません。
さらには、グラボのGPUクーラーでSSDを冷やすことで、マザーボードのM.2スロットに取り付けるよりも温度が10℃低下したといわれています。
そんな合理的変態グラボですが、それらしきものがEurasian Economic Commission (EEC)のデータベースに登録されました。
- DUAL-RTX4060TI-O8G-SSD
- DUAL-RTX4060TI-8G-SSD
上記モデルは2023年10月4日付けでASUSにより登録されました。上記2つの製品名には今まで見たことがない『SSD』が付いています。さらには、公開されたプロトタイプと同じGeForce RTX 4060 Tiで、2連ファンの『DUAL』モデルです。これらのことから、SSD搭載可能なGeForce RTX 4060 Tiと見てほぼ間違いないでしょう。
2023年6月末に公開されたときは実際に発売されるかどうかは定かではありませんでしたが、ASUSは本気で発売を検討しているようです。
こういう変態的なことはASRockの仕事だと思っていたのですが、グラボ専用給電スロットといい、最近のASUSはかなり尖って見えます。