Copilot+ PC要件を満たしていなくてもRecallを動作させるツール公開

WindowsUpdate

非対応環境でもRecallが動作

Windows11の新AI機能であるRecallを、Copilot+ PCの要件を満たしていない環境で動作させるツールが公開されました。

ツールを公開したのはX (旧Twitter)ユーザーのAlbacore氏。本来、Recallは、以下のシステム要件を満たしたCopilot+ PC専用とされています。

▼Copilot+ PC最小システム要件

  • Microsoftが承認した40TOPS以上の性能を有するNPUを搭載したプロセッサーまたはSoC
  • 16GB DDR5 / LPDDR5メモリ
  • 256GB以上のSSDまたはUFSストレージ

しかし、Albacore氏の公開したツールを使用すれば、上記の要件を満たしていない環境でもRecallを使用することができます。

Snapdragon 7c+ Gen 3でRecallが動作
Snapdragon 7c+ Gen 3でRecallが動作

ただし、使用するにはいくつかの条件があります。

  • 現時点ではARM CPU環境 / ARM版Windows11 24H2 Insider Preview Release Previewチャネル Build 26100.712限定
    • Microsoftはまだx86 CPU版Windows11 Insider PreviewにRecallを実装していません。そのため、現時点ではARM CPU環境でしかRecallを使用できません
    • ARM版Build 26100.712のISOが必要な場合は、UUP dumpからダウンロードができます(自己責任でご利用ください)
  • x86 CPUでもARM CPUをエミュレートすれば一応使用可能
    • x86 CPU環境でもARM CPU (ARM64 / aarch64)をエミュレートして、仮想環境にARM版Windows11 24H2 Insider Preview Release Previewチャネル Build 26100.712をインストールすることでRecallを使用できます

上記条件を満たした場合、Albacore氏のツール『AmperageKit』を使用すれば、Copilot+ PCの要件を満たしていなくてもRecallが動作します。使用手順やツールのダウンロードリンクはAmperageKitのページをご覧ください。

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Posted by にっち