Zen 6 RyzenデスクトップCPUのレンダリング画像がリーク!ダイ配置を大幅に変更か。その他、さまざまな情報が報じられる 2025年2月16日 CPU
Zen 6 RyzenデスクトップCPUのレンダリング画像やその他さまざまな情報がリークされました。 YouTubeチャンネルのMoore’s Law is Deadが報じました。
今回、複数の情報筋からの情報を参考に、丹念に時間をかけて、Zen 6 RyzenデスクトップCPUのレンダリング画像を作成した。なお、CPU上のコンデンサ位置に関しては、完成品に見せかけるための暫定的なものであることは留意されたい。最終的な製品でどのような配置になるかはわからない。
そのレンダリング画像が以下だ。
Zen 6 Ryzen デスクトップCPU
リークに基づくレンダリング画像
Zen 6 RyzenデスクトップCPUの各ダイサイズは、IOD (I/Oダイ)が155mm²、CCDが1つにつき75mm²といわれている。
Zen 6 RyzenデスクトップCPUでは1CCDにつき12コアを搭載し、2CCD構成のハイエンドモデルでは最大で24コア48スレッドとなる。もちろん3D V-Cacheモデルも投入される。
重要なポイントとして、CCDとIODの下にはブリッジダイがあり、ベースダイに埋め込まれている。
CCDとIODの下にブリッジダイ
これにより、CCDとIODの通信方法が根本的に変更され、レイテンシ(遅延)の大幅な低減が見込まれる。
2つのチップレット間のレイテンシが低くなることで、クリエイターやプロフェッショナルな用途はもちろん、PCゲーマーにも大きな恩恵をもたらすだろう。また、PCゲーマー向けに、1CCD12コアの3D V-Cache X3Dモデルも登場するだろう。このCPUは間違いなくゲーミングモンスターとなるはずだ。そして、Zen 6 RyzenデスクトップCPUは、ソケットAM5に100%対応する。
聞いた話では、CPUのパッケージングは台湾のSPIL社によって行われ、FOEBテクノロジー(Fan-Out Embedded Bridge)に基づいて行われるという。ただ、これに関しては100%の確証は持てない。ここまでくると私が分析できる専門範囲を超えてきている。
最後に、Zen 6 RyzenデスクトップCPUのコードネームについてだが、以前は『Medusa Ridge』と呼ばれていたが、情報筋によると最終的には『Olympic Ridge』へと変更される可能性があるという。
これまでのRyzenデスクトップCPUは、以下のように、CCDとIODとの間に距離がありました。
Ryzen 9 9950XとRyzen 9 7950X
Moore’s Law is Deadによると、Zen 6 Ryzenはこれまでとは違って、CCDとIODとの間に上記のような距離はなく、CCDとIODがくっついた(隣接した)構造を採用し、CCDとIOD間の接続を刷新することでレイテンシの低下が見込まれています。この刷新により、どこまで性能が向上するのか楽しみですね。
なお、上記はあくまでも現時点でのリーク情報であり、今後、変更される可能性があることはご留意ください。