ES版Zen 5 Ryzen 8000 APU Strix Pointが掲載。MilkyWay@homeにて。Zen 4からコア数増加
Zen 5世代Ryzen 8000シリーズのモバイル向けAPUとなるStrix PointがMilkyWay@homeのデーターベースに掲載されました。海外メディアのTom’s Hardwareが報じました。
コードネームStrix Pointは、Zen 5コアとRDNA 3.5 iGPUを組み合わせたモバイル向けAPUだ。使用されるプロセスノードはAMD公式ロードマップでは『Advanced Node』と記されており詳細は不明だが、おそらくはPhoenix Pointと同じ4nmかそれよりも新しいものとなるだろう。 このStrix PointとされるES版Zen 5 CPU (APU)がMilkyWay@homeのデータベースに掲載された。
CPU名は『AMD Eng Sample: 100-000000994-03_N [Family 26 Model 32 Stepping 0]』と記されている。『Family 25』はZen 3やZen 4で使用されたFamily IDだ。『Family 26』はZen 5となる。 MilkyWay@homeによると、このCPUは24スレッドと記されている。Phoenix Pointは最大8コアだったが、Strix Pointはコア数が増加して12コア24スレッドとなるようだ。 Strix Pointはモノリシック設計とチップレット設計の2種類で登場するという噂がある。しかし、今のところこの噂を肯定も否定もする証拠は見つかっていない。 [Source: Tom’s Hardware] |
海外メディアのVideoCardzの報道では、この12コアのStrix Pointは、8コアZen 5 + 4コアZen 5c、または、4コアZen 5 + 8コアZen 5cになる可能性があると報じています。これはあくまでも予想のため、実際にどうなるかはわかりません。ただ、AMDは、以前よりモバイル版でのハイブリッドCPUの投入を検討しています。(余談ですが、デスクトップでのハイブリッドCPUの投入は予定していません)
AMDのロードマップによると、Zen 5 Strix Pointは、2024年の投入が予定されています。