Zen 3世代のAPU、Ryzen 7 5700Gの各種ベンチマーク公開
Zen 3世代APU、Ryzen 7 5700GとRyzen 5 5600Gのレビューが各所で一斉に公開されました。詳細は下記のレビューリンクへどうぞ!
- Kit Guru
AMD Ryzen 7 5700G APU (Zen 3/Vega 8) Review
Tom's Hardware
AMD Ryzen 7 5700G Review: Fastest Integrated Graphics Ever
TECH POWER UP
AMD Ryzen 7 5700G Review
ということで、Ryzen 7 5700Gに焦点を当てて各所のわかりやすいリザルトからサクッとパフォーマンスを見ていきましょう。
仕様
モデル | Ryzen 7 5800X | Ryzen 7 5700G | Ryzen 5 5600G |
コア/スレッド | 8C16T | 8C16T | 6C12T |
アーキテクチャ | Zen 3 | Zen 3 | Zen 3 |
ベース | 3.6GHz | 3.6GHz | 3.9GHz |
ブースト | 4.7GHz | 4.6GHz | 4.4GHz |
GPU | - | Vega 8CU | Vega 7CU |
L3 | 32MB | 16MB | 16MB |
TDP | 105W | 65W | 65W |
国内価格(税込) | 53,000円前後 (2021年8月実売価格) | 51,800円 | 36,800円 |
Cinebench R23
シングル
マルチ
dGPU(RTX 3090搭載)ゲームパフォーマンス
ファークライ5 1080p
Shadow of the Tomb Raider 1080p
iGPUゲームパフォーマンス
ファークライ5 720p & 1080p
Shadow of the Tomb Raider 720p & 1080p
グランド・セフト・オートV 720p & 1080p
Dota 2 720p & 1080p
Counter-Strike: Global Offensive 720p & 1080p
まとめ
iGPUのゲームパフォーマンスは前世代のRyzen 7 Pro 4750GやIntel Core 11000シリーズよりも高く、解像度や設定、ゲームタイトル次第ではそこそこのフレームレートでゲームを遊ぶことができます。CS:GOといった古いゲームでは十二分なフレームレートが出るため、特に古めのゲームでは本領を発揮してくれます。
その反面、CPU性能およびdGPUでのゲームパフォーマンスは『G』の付かない普通のRyzen 5000シリーズの同コアモデル、Ryzen 7 5800Xよりも劣ります。これは、Ryzen 7 5800XのL3キャッシュが32MBなのに対して、Ryzen 7 5700Gは半分の16MBに留まっていることが影響しているものと思われます。そのため、GeForceやRadeon等のグラフィックスカードを搭載する予定であれば普通のRyzen 5000シリーズを選択した方が良いでしょう。
逆に、iGPUで十分なゲームタイトルをプレイする場合や、そもそもゲーム自体プレイしない場合は、Ryzen 5000Gシリーズを使えばワンチップでシンプル且つパワフルなマシンを組むことができるでしょう。