Ryzen 8000Gシリーズに性能が低下する不具合
AMD Ryzen 8000Gシリーズに性能が低下する不具合が見つかりました。海外メディアのNeowinが報じました。
AMDのSTAPM (Skin Temperature Aware Power Management)とは、ノートPCなどのモバイル向けRyzenやAthlonを対象にした温度および電力管理機能だ。この機能により、設定温度に達するまでは通常の消費電力で動作するが、設定温度に達するとこれ以上温度が上がらないようにするために消費電力が下がり、性能も低下する。 STAPMはモバイル向けの機能だが、デスクトップAPUであるRyzen 7 8700GやRyzen 5 8600Gでも有効になっていることが判明した。YouTubeチャンネルのGamers Nexusの調査によると、最初のうちは80Wで動作するものの、しばらくすると50Wに低下するという。
本件について、AMDは以下のように述べた。
[Source: Neowin] |
Ryzen 8000Gシリーズに使用されているPhoenixダイは元々はモバイル向けのものですが、AMDはSTAPMを無効にし忘れたままデスクトップAPUとして出荷してしまったようです。AMDによると、今後のBIOSアップデートで修正を予定しているとのことです。