モバイル向けRyzen 8000シリーズ(Zen 4)がGeekbenchに掲載。Zen 5はRyzen 9000シリーズとなるか
モバイル向けRyzen 8000シリーズ(Zen 4)がGeekbenchに掲載されました。
掲載されたのはRyzen 9 8940H、Ryzen 7 8840HS、Ryzen 5 8640HSの3モデル。コードネームはPhoenixと記されていますが、実際にはHawk Pointです。スペックは以下。
- Ryzen 9 8940H
8C16T ベース4.0GHz ブースト5.2GHz - Ryzen 7 8840HS
8C16T ベース3.8GHz ブースト5.1GHz - Ryzen 5 8640HS
6C12T ベース4.3GHz ブースト5.0GHz
上記スペックは、同じPhoenixのRyzen 9 7940HS、Ryzen 7 7840HS、Ryzen 5 7640HSと完全に一致します。いったいどこがどう変わったのかは不明ですが、もしかしたらリザルトには表示されていないiGPUのクロックに変更が入っているのかもしれません。(あるいはただのリネームか)
そして注目点はそのネーミング。AMDは以前に、Zen 5世代はRyzen 8000シリーズになるというスライドを公開しましたが、上記のCPU (APU)は名称こそRyzen 8000シリーズなもののZen 4世代となっています。
そして、Zen 4世代のデスクトップAPUもRyzen 7000GシリーズではなくRyzen 8000Gシリーズになるといわれています。
もし、このままZen 5世代もRyzen 8000シリーズになったら非常に紛らわしいネーミングになるでしょう。これまでのRyzenデスクトップCPUシリーズは、1000 (Zen)、2000 (Zen+)、3000 (Zen 2)、5000 (Zen 3)、7000 (Zen 4)と、Zen+を除いてすべて1000番飛ばしだったことを考えると、Zen 5のネーミングはRyzen 9000シリーズへと変更される可能性が高いかもしれません。