Ryzen 7000 APU PhoenixのiGPUはRTX 3060 LAPTOP GPU級か。ワンチップでdGPU級の性能
Zen 4 / Ryzen 7000シリーズの薄型ノートPC向けAPU『Phoenix』のiGPUが、GeForce RTX 3060 LAPTOP GPUの60W (旧Max-Q)と同等になるかもしれないという話が出てきました。海外メディアのVideoCardzが報じました。
まず最初に、本記事は『噂』のタグが付けられていることを留意されたい。 AMD Ryzen 7000シリーズには2つのモバイルシリーズがある。ハイパフォーマンスノートPC向けの『Dragon Range』と、薄型・軽量ノートPC向けの『Phoenix』だ。 このうち、PhoenixはRDNA 3グラフィックスアーキテクチャとZen 4 CPUが組み合わさったAPUとなる見込みだ。消費電力は35~45Wの間で動作するとされている。 リーカーのGreymon55氏によると、このPhoenixに搭載されるiGPUは、GeForce RTX 3060 LAPTOP GPUの60Wに匹敵する可能性があるという。
GeForce RTX 3060 LAPTOP GPUの消費電力(TGP)は60~115Wの間で、PCメーカーの裁量で設定することができる。もちろん、消費電力を下げると性能(クロック)も下がり、60Wだと817~1282MHz、115Wだと1387~1702MHzといった具合になる。パフォーマンスを比較すると、60Wは、115Wよりも30%程度遅い。 とはいえ、iGPUがGeForce RTX 3060 LAPTOP GPU 60Wに匹敵するというのは、ライトゲーマーにとっては大きなニュースと言えるだろう。 [Source: VideoCardz] |
この話が本当なら、Phoenix APUワンチップでありながら、薄型・軽量・省電力、且つ、パワフルなゲーミングノートPCがお目にかかれそうです。
ただ、個人的な感想を言わせてもらうならば、いささか「盛りすぎ」な気がします。製造プロセスが5nmへと微細化されてRDNA 3が採用されたとしても、iGPUがGeForce RTX 3060 LAPTOP GPU 60W級の性能を発揮できるようになるかというと疑問です。
本当であればかなりすごいことですが、VideoCardzの記事にもあるように、あくまでも『噂』として見ておくべきでしょう。