早くもES版Zen 4 Ryzen 7000 CPUが見つかる。L2キャッシュは倍に
2022年後半に発売が予定されているZen 4 / Ryzen 7000シリーズ(コードネーム: Raphael)ですが、早くもES版が出てまいりました。それがこちら。
100-000000666-21_N: 8C16T ES版Ryzen 7000シリーズ [Source: MilkyWay@home]
100-000000665-21_N: 16C32T ES版Ryzen 7000シリーズ [Source: MilkyWay@home]
- AMD Eng Sample: 100-000000666-21_N [Family 25 Model 96 Stepping 0]
コア/スレッド: 8C16T
L2キャッシュ: 1コアあたり1024KB、計8192KB - AMD Eng Sample: 100-000000665-21_N [Family 25 Model 96 Stepping 0]
コア/スレッド: 16C32T
L2キャッシュ: 1コアあたり1024KB、計16384KB
ES版が見つかったのはMilkyWay@homeのデータベース。リストに書かれている『プロセッサ数』は、紛らわしいですが、『コア数』ではなく『スレッド数』となります。
ES版Ryzen 7000シリーズとされるこれらのプロセッサーは、いずれも1コアあたりのL2キャッシュが1024KBで、この容量は、既存のRyzen 5000シリーズの倍となっています。
Ryzen 9 5900X: L2キャッシュは1コアあたり512KB
2021年5月時点での少々古いリーク情報では、Zen 4は、Zen 3から20%以上のIPC向上があると噂されており、このL2キャッシュの倍増も、パフォーマンスアップに寄与しているのでしょう。