Radeon RX 9000シリーズ、現時点ではRX 9070 XTとRX 9070の2モデルが発売予定。メモリ容量や電源コネクタなど新たな情報が明らかに
AMDのRDNA 4世代グラボ、Radeon RX 9070 XTに関する新たな情報が出てきました。台湾メディアのBenchLifeが報じました。
AMDはRDNA 4世代のグラボをRadeon RX 8000シリーズからRadeon RX 9000シリーズへとネーミングを変更した。このグラボに関する複数の情報が明らかになった。 AMDはRadeon RX 9070 XTとRadeon RX 9070の2モデルを2025年1月のCES 2025で発表し、2025年1月末に発売する予定だ。Radeon RX 9070 XTは、Radeon RX 9000シリーズのフラッグシップモデルとしてNavi 48 XTX GPUを採用し、VRAMは16GB 20Gbps GDDR6メモリを搭載する。 消費電力(TBP)は最低260Wほどと囁かれているが、私たちの得た情報では実際には300Wを超えると言われている。AIBボードパートナーによるカスタムモデル(オリファンモデル)ではChiphellでも言及されているように330Wに達する可能性もある。 AMDは8ピンコネクタの採用を維持しており、AIBに対して12V-2x6コネクタの使用を必須要件としていないため、大多数のAIBは従来の8ピンコネクタを使用する予定だ。 このほか、ネット上でリークされているベンチマークなどのデータは最終的なものではないことが確認されている。現在、AIBなどに提供されているテストドライバは最終バージョンではないため、最終的にリリースされるバージョンとの間にパフォーマンス差が生じる可能性がある。 ― BenchLife |
今回、新たに出てきた情報を箇条書きでまとめると以下の5点。
- 現時点ではRadeon RX 9070 XTとRadeon RX 9070の2モデルが用意されており、2025年1月末に発売予定
- Radeon RX 9070 XTのVRAMは16GB 20Gbps GDDR6
- Radeon RX 9070 XTは260W説があったがBenchLifeは300Wを超えると主張。OCモデルは最大330Wの可能性も
- 電源コネクタは基本的には8ピンコネクタを採用
- ネット上のベンチマークデータはまだ最終的なものではない可能性がある
注目点としては8ピンコネクタの継続でしょうか。NVIDIAは積極的に16ピンコネクタ(12V-2x6コネクタ)を採用し続けていますが、IntelもAMDも8ピンコネクタに留まっています。
Radeon RX 9070 XTに関しては、PCIeスロットから最大75W、8ピンコネクタ1本で最大150Wの電力供給が可能なため、仮に消費電力が260Wでも330Wでも、2つの8ピンコネクタが搭載されることになるでしょう。
これまでに出てきたRadeon RX 9000シリーズの情報をまとめると以下。
- Radeon RX 9070 XT
- CU: 96基 4096SP換算? (Navi 48 GPUのフルスペック) / VRAM: 16GB 20Gbps GDDR6 / 消費電力: 最低260W説、300~330説、諸説あり
- ゲーム性能: Time SpyはGeForce RTX 4070 Ti付近説、実ゲームではGeForce RTX 4080に近い説があるものの、BenchLifeは最終的なものではないと主張
- Radeon RX 9070
- CU: ?基 / VRAM: ? / 消費電力: ? / ゲーム性能: ?
Radeon RX 9070 XTに関しては色々と情報が出てきていますが、Radeon RX 9070に関しての情報は全然なく名前以外は未知数です。
AMDは、CES 2025において、日本時間で2025年1月7日AM4時にゲーム分野を含む各種発表を予定しています。もうまもなくすればRadeon RX 9000シリーズの全容が明らかになるでしょう。