AMD、Ryzen 7000シリーズのゲーム性能の問題を調査中
AMDは、Ryzen 7000シリーズにおけるゲームパフォーマンスの問題について調査を行っていることを発表しました。
AMD Ryzen 7000シリーズプロセッサーの性能特性について Ryzen 7000シリーズデスクトッププロセッサー環境において、特定のゲームで予期せぬパフォーマンスの低下や、Windows11とWindows10でのパフォーマンスの差異が報告されています。本件について、現在調査中ですが、これまでの調査ではOSバージョンに起因する大きな差異は確認できませんでした。 ゲームエンジン、CPUアーキテクチャ、GPU、メモリなど、多くの要因がゲーム性能に影響します。特に新しいアーキテクチャが登場すると、ゲーム開発者やコンポーネントベンダー側で対処しなければならないようなパフォーマンスの異常が見られることがあります。 Ryzenの登場以来、行ってきたように、こういったパフォーマンスの異常が明らかになった場合には、当社はゲーム開発者やハードウェアパートナーと連携して最適化を実施いたします。 [Source: AMD] |
具体的なタイトル名は挙げられていませんが、特定のゲームタイトルでパフォーマンスの問題が報告されているようです。
過去にも新しいアーキテクチャとの相性により、一部のゲームでパフォーマンスが芳しくないといったことはありました。例えば、Rise of the Tomb RaiderなんかはAvg 107 fpsだったのが、Ryzen最適化パッチによりAvg 126 fpsになり、約2割ものパフォーマンス向上を果たしました。
こういったアーキテクチャとの相性によるパフォーマンスの問題が明らかになった場合、AMDは最適化を実施すると述べています。
なお、OSの違いによるパフォーマンスの差異は現時点では確認できていないとされています。