16ピンケーブルが融解・焼損。GeForce RTX 5090 D / RTX 5080 / RTX 4090のテスト後に。犯人はあいつ

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RTX 5090 D / 5080 / 4090のテスト後に融解した16ピンケーブル

GeForce RTX 5090 D、GeForce RTX 5080、GeForce RTX 4090の負荷テスト後に、16ピンケーブルが融解・焼損していたとの報告が出てきました。いったい犯人は誰なのでしょうか。海外メディアのVideoCardzが報じました。

香港メディアのPCMによると、GeForce RTX 5090 D、GeForce RTX 5080、GeForce RTX 4090の負荷テストを行ったところ、システムが不安定になり、1200W電源が壊れ、12VHPWR(16ピン)ケーブルが融解したという。

RTX 5090 D / 5080 / 4090のテスト後に12VHPWRケーブルが融解していた

RTX 5090 D / 5080 / 4090のテスト後に12VHPWRケーブルが融解していた
RTX 5090 D / 5080 / 4090のテスト後に
12VHPWRケーブルが融解していた

ただ、PCMがどういった順番で負荷テストを行ったのか、負荷テストの詳細や、ケーブルが適切に接続されていたか、ネイティブな電源付属ケーブルやアダプタを使用していたかなど、詳細は不明だ。

PCMは単に運が悪かっただけかもしれない。複数のグラボのテストを行うと接続ミスを招く恐れがある。電源自体がすでに問題を抱えていたり、ケーブルがしっかり差し込まれていなかったなどの可能性も考えられる。

今のところ、GeForce RTX 5000シリーズでこの問題は広範囲には確認されていない。ほかのレビュアーたちがこのような現象を報告していないということも留意しておいてほしい。

上記のVideoCardzの報道に対して、PCMは以下のようにリプライを返しています。

PCMのリプライ


GeForce RTX 5090 D、RTX 5080、RTX 4090を徹底的にテストした後、システムが不安定になって、12VHPWRケーブルの両端が融解していることに気づきました。

電源は問題なく動作し続けて、焼損・融解の跡は死角になっていて目立たず、よほど近くで見ないと分からないような状態だったため、正確にいつ融解したのかは特定できていません。

グラボ側の16ピンコネクタを確認したところ、GeForce RTX 4090 Founders Editionに焼損・融解の跡がありました。GeForce RTX 5090とGeForce RTX 5080は問題ありませんでした。

PCM

GeForce RTX 4090 Founders Editionの16ピンコネクタは12VHPWR規格を採用しているため、半差し状態だとコネクタやケーブルが融解します。一方で、GeForce RTX 5090とGeForce RTX 5080は、融解問題に対処した12V-2x6規格の16ピンコネクタを採用しています。

GeForce RTX 4090 Founders Edition側のコネクタだけに融解の跡があったとのことから、犯人はGeForce RTX 4090 Founders Editionと見て間違いないでしょう。おそらくは、PCMのヒューマンエラーで半差し状態になっていたものと推測されます。

GeForce RTX 5090およびGeForce RTX 5080ユーザーの皆様、ご安心ください。これらのグラボの16ピンコネクタが融解・焼損したという報告は今現在1件もありません。